編集部おすすめの転職サービス | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サービス名 | リクルートエージェント | リクルートダイレクトスカウト | JACリクルートメント | レバテックキャリア | コトラ | doda | ヒューレックス | アサイン |
おすすめ度 | ||||||||
対象年代 | 20〜50代 | 20~50代 | 20~50代 | 20代後半~40代前半 | 20~50代 | 20~30代 | 20~50代 | 20代 |
得意業界 | 全業種・全職種 | 営業、コンサル、IT | マネジメント、専門職 | IT、Web | 金融、コンサル | 全業界 | 技術職、営業 | ハイクラス |
サポート内容 | 書類添削・面接対策 担当アドバイザー | 個別ミーティング | レジュメ添削 面接対策 | キャリア相談 面接対策・書類添削 | 面接対策 | 履歴書・ESの添削 転職手続きの代行 | 履歴書・職務経歴書の添削 面接トレーニング | 「DiSC」による行動特性を分析 |
求人掲載数 | 60万件以上 | 50万件以上 | 25,000件 | 21.420件 | 20,000件 | 219,900件 | 23,000件 | 非公開 |
口コミ | 記事へ | 記事へ | 記事へ | 記事へ | 記事へ | 記事へ | 記事へ | 記事へ |
公式サイト | 詳細情報 | 詳細情報 | 詳細情報 | 詳細情報 | 詳細情報 | 詳細情報 | 詳細情報 | 詳細情報 |
【FP解説】変額保険は何歳まで加入するべき?老後資金が準備できるのか?
死亡保障と資産形成が同時に実行できるとして人気の変額保険。
アクサ生命、メットライフ生命などの大手生命保険会社が力をいれている変額保険ですが、実際に加入していたり、加入を検討している方も多いのではないでしょうか。
また、加入を検討している方にとっては、「何歳まで加入するべきか?」について迷ってしまう場合も多いと思います。
そこでこの記事では、変額保険は何歳まで加入するべきかについて解説していきます。
実際に変額保険を販売しているFPである筆者が、可能な限りポジショントークを抜きにしてお伝えしますので、変額保険に興味のある方はご参考ください。
変額保険に加入する目的を考える
変額保険に加入する目的は人によって様々ですが、次のような目的で加入されるケースがほとんどです。
【変額保険に加入する目的】
- 万が一の保障がほしい
- 将来の資金不足が心配
- 保険と運用を同時に行いたい
変額保険を何歳まで加入するかについて考えるとき、つまり満期をいつに設定するかを考えるときは、
- 「いつまで保障があれば良いのか?」
- 「いつまでにいくら資産形成できれば良いのか?」
上記2点をしっかり考える必要があるでしょう。
この2点は人によって考え方が異なりますが、一つの目安をお伝えします。
変額保険でいつまで保障があれば良いのか?
いつまで保障があれば良いのかは、家族構成や経済状況によります。
家族に生活費や教育費を残したい目的であれば、末っ子が大学を卒業して社会人になる22歳まで保障が必要でしょう。もし万が一親が死亡、高度障害になってしまった場合でも、家族にしっかりお金を残すことができます。
厚生労働省の統計によると、平成28年度の平均出産年齢は30.7歳です。
そのため、被保険者が母親の場合、22年後の53歳まで保障が続いていれば、第一子が独立するまではお金の心配をなくすことはできます。
ただし、平均より出産が遅い場合や、子供が複数いる場合は末っ子が社会人になるまで保障がないと不安でしょうから、やはり短くても60〜65歳までは保障期間があると安心できると思います。
また、日本人の死因TOP3である3大疾病(悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患)になる確率は、60〜69歳を超えると一気に高まります。
3大疾病への心配がある方は、65〜70歳まで保障期間があると一層安心できるでしょう。
変額保険でいくら資産形成できれば良いのか?
変額保険でいくら資産形成すべきかについては、ざっくり次のように計算できます。
【変額保険でいくら資産形成すべきか】
資産形成すべき金額=老後必要な金額-年金受給額-退職金
老後必要な金額については、ゆとりある生活を求める場合は月額平均36.1万円必要だと言われています。
そのため、定年退職年齢の65歳から平均寿命である85歳までの20年間、夫婦2人で多少の余裕を持って生活するには8,664万円必要になる計算です。(平均寿命は2022年時点で男性81歳、女性87歳ですが、便宜上85歳にしています)
年金受給額については、夫婦のキャリアによって異なりますが、おおよそ月額20万円であると認識してよいでしょう。85歳までの20年間で4,800万円受給できる計算です。
世帯 | 夫婦の平均受給額(月額) |
---|---|
自営業(夫)+専業主婦(妻) | 112,565円 |
会社員(夫)+会社員(妻) | 267,929円 |
会社員(夫)+専業主婦(妻) | 218,469円 |
専業主夫(夫)+会社員(妻) | 162,025円 |
退職金については、総務省統計局の「平成30年就労条件総合調査」によると、大学・大学院卒で定年退職した人の退職金の平均額は1,983万円であるというデータが出ています。
これで資産形成すべき金額が計算できますね。
資産形成すべき金額
=老後必要な金額(8,664万円)-年金受給額(4,800万円)-退職金(1,983万円)
=1,881万円
年金受給額も退職金も考慮した上で、資産形成すべき金額は1,881万円となりました。
この金額を多いと思うか少ないと思うかは個人の価値観によりますが、夫婦で20年間、ある程度余裕を持って生活するのであれば、妥当な金額だと思います。
もちろん、「家族にお金をもっと遺したい」「海外旅行や娯楽などもっと贅沢がしたい」という方であればより大きな金額が必要でしょうし、反対に「遺産は残したくない」「質素な生活で十分」という方であれば、より少ない金額で足りるはずです。
そのため、個人の価値観によりますが、老後の不安をなくすためには、まずは夫婦で2,000万円は資産形成で作っておきましょうというのが、FPとしての私の考えです。
変額保険で老後資金を準備できるのか?
それでは、変額保険で老後資金を準備できるのかについて見ていきましょう。
結論から申し上げると、変額保険だけで夫婦の老後資金(2,000万円)を準備することは可能です。
その根拠をお伝えします。
変額保険の積立金額別の保険金
そもそも変額保険ではいくら資金を準備できるのでしょうか。
変額保険として唯一3大疾病まで保障されていることで人気のメットライフ生命「ライフインベストプラス」で、26歳男性(満期65歳)の積立金額別の保険金を確認してみましょう。
積立金額 | 払込金額 | 満期時(年+3%) | 満期時(年+6%) |
---|---|---|---|
月1.0万円 | 468万円 | 539万円 | 1,217万円 |
月2.0万円 | 936万円 | 1,092万円 | 2,463万円 |
月3.0万円 | 1,404万円 | 1,638万円 | 3,695万円 |
月4.0万円 | 1,872万円 | 2,184万円 | 4,927万円 |
月5.0万円 | 2,340万円 | 2,730万円 | 6,159万円 |
こちらの表をみるとわかるように、26歳男性(満期65歳)の場合、月4万円を年率3.0%で運用した場合、65歳時点で2,184万円受け取れるシミュレーションとなりました。
さて、ここで2つの疑問が生じると思います。
- 「毎月4万円も積み立てて良いのか?」
- 「年率3.0%で運用できるのか?」
これらについて、FPとしての私見をお伝えします。
変額保険には運用資金も含まれている
「毎月4万円も積み立てて良いのか?」という問いについては、余剰資金次第としか言いようがありません。
月収が15~20万円であれば、月々4万円も積み立てるのは現実的に難しいと思います。一方で月収が30万円以上あれば、4万円は余剰資金の範囲内のはずです(高額な出費がない限りは)
保険に4万円もかけるのは過剰な気もしますが、変額保険は運用としての側面が強いため、つみたてNISA、NISA、iDeCoのような投資資金も含めるとなれば、4万円は決して過剰な数字ではないはずです。
もちろん保険と運用をわけて行うこともできるため、利便性、商品性、コストなどを加味しながら運用商品を選択すると良いでしょう。
主張したいことは、変額保険は運用商品としての側面も強いため、運用予算を含めれば4万円は決して過剰な積立金額ではないことです。
年率10%を超える変額保険もある
次に、「年率3.0%で運用できるのか?」についてですが、これは運用できると断言はできませんが、かなり高い確度で期待して良いと考えています。
過去の実績を考慮すると決して非現実的なリターンではなく、むしろ堅実的な水準であるとすら思います。その根拠は、ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」の運用実績にあります。
日本で最も古い(=運用実績が長い)変額保険が同商品であり、世界株式型の運用実績は設定来で年率11%を超えています。
1999年から発売されて以来実際に運用されている「バリアブルライフ」ですが、20年以上の間とても高いリターンを実現していることがわかるはずです。
これまでリーマンショックやコロナショックなどさまざまな経済危機がありましたが、それでも長期投資による複利の効果と分散投資によるリスク分散効果を発揮しながら、保障を提供しつつ十分なリターンを生んでいます。
年率3.0%は決して低い水準ではありませんが、過去の運用実績を考慮すると、楽観的どころか堅実的な水準とすら言えるのではないでしょうか。
ちなみに、もし仮に年率6.0%で運用できると仮定するならば、老後資金として必要な金額の2,000万円は、月額2万円の積み立てでカバーできる計算になります。(上記の表を参照)
万が一があっても安心
運用商品としての側面がある変額保険ですが、結局は保険なので保障機能も重視すべきです。
メットライフ生命の「ライフインベストプラス」では、死亡保障、高度障害保障、3大疾病保障がカバーされているため、万が一があってもほとんどのケースでは保障の対象内と言えます。
経済的には万が一があっても安心できるのです。
変額保険で大切な考え方
FPとして個人的に大切にしていることは、「お客様に複利の効果を存分に享受していただけるように、何があっても長期運用ができる積立金額になっているかどうか」です。
つみたてNISAでも変額保険でもなんでもそうですが、長期的に取り組む資産形成では、20-30年と継続できることが大前提です。若者の最大の強みである「時間」を有効活用することで、小さな金額でも将来的には大きな資産を作ることができるのです。
そのため、可能な限り長期的に運用することが重要です。万が一の際には保険を解約したり積立金額を崩したりすることも必要でしょうが、そうすると長期投資による複利の力を享受することはできません。
資産形成は、万が一があっても長期的に運用を継続できる金額の範囲内で行うことが重要だと考えています。下記のグラフをみると、30年以上運用を継続することの重要性がわかるはずです。
上記のグラフは、積立期間毎の世界株式の運用結果を示しています。
1年間だけ運用していた場合、大きく損失が発生する年がいくつかありますよね。10年間の場合は、ほとんどの年でプラスですがマイナスになっている年もあります。
一方で30年間運用していた場合、どのタイミングで運用をはじめていても、300%以上のリターンを生んでいることがわかります。単純計算で、MSCIワールドインデックスに連動する商品で運用していれば、資産は3倍になっているのです。
このように、1年間だけ運用する場合はマイナスになる可能性は大いにありますが、30年間運用する前提での資産形成であれば、過去実績からみても高いリターンを見込むことができます。
そのためにも、資産形成を始める際は、運用を長期的に継続できる積立金額からスタートすることが大事なのです。余裕が出たら積み増せば良いのですから。
変額保険を検討している方へ
資産形成を行う上で、変額保険はとても有用な商品です。そして変額保険の加入期間ですが、65~70歳までカバーしていると良いでしょう。
一口に変額保険と言っても、アクサ生命の「ユニットリンク」、メットライフ生命の「ライフインベスト」、ソニー生命の「バリアブルライフ」などさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
また、自身に必要な保障や、自身にとって将来用意すべき具体的な老後資金額についても分からない方は多いでしょう。
20代特化型のFPサービスである「コア・プランニング」では、目の前の収支改善や将来資産の設計など、大切な想いや資産(コア)を守る対策(プラン)をお伝えしています。
お気軽にご相談くださいませ。
コメント