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【最新版】三菱地所の事業内容・強みと弱み・平均年収を解説

この記事では、大手デベロッパーの三菱地所の事業内容・強みと弱み・平均年収等をお伝えしていきます。

三菱地所をはじめとするデベロッパー業界に興味のある方は、是非ご参考ください。

三菱地所とは

三菱地所とは、日本三大財閥の三菱グループの大手デベロッパーです。

他の大手デベロッパーと比べて、丸ノ内エリアでのプレゼンスの高さと海外事業の強さが特徴であり、就活生からも大人気の企業です。

会社名三菱地所株式会社
代表者吉田 淳一(代表取締役社長)
所在地東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル
社員数974名(2022年3月)
会社HPhttps://www.mec.co.jp/

三菱地所の事業内容

三菱地所の事業内容は次のとおりです。

【三菱地所の事業内容】

  • コマーシャル不動産事業
  • 住宅事業
  • 海外事業
  • 投資マネジメント事業
  • 設計監理・不動産サービス事業

コマーシャル不動産事業

コマーシャル不動産事業は、ビル事業、商業施設事業/アウトレットモール事業、ホテル事業で構成されています。

ビル事業は、主要なビジネスエリアでオフィスビルを開発し、運営管理する事業です。丸の内エリアに30棟のビルを保有しており、継続的に莫大な賃料を得ることができます。

丸の内という日本有数のエリアで数多くのビルを保有しているため、安定的な収益を生んでくれる魅力的な事業です。

商業施設事業/アウトレットモール事業では、様々なタイプの商業施設を開発、テナントリーシング、開業後の運営まで一貫体制で展開しています。展開している店舗面積は年々増大しており、営業利益もコロナ前の水準に回復しているようです。

ホテル事業では、全国16展開している「ロイヤルパークホテルズ」を展開しています。リゾート開発、観光支援など、国内外のホテルオペレーターと連携して、幅広いホテルビジネスに取り組んでいます。

住宅事業

住宅事業では、国内外物件の販売、売買・賃貸仲介、管理など住宅に関するあらゆるサービスを提供しています。

三菱地所は土地の新規開発や再開発、建替等を直接的に担当しており、物件の販売や管理はグループ会社を通じて行っています。

丸の内のオフィスビルだけが強みと思いがちですが、分譲分野でも賃貸分野でも国内トップクラスであり、不動産業界におけるプレゼンスの高さを再認識させられますね。

住宅分野はライバルの三井不動産にやや遅れをとっているものの、大手デベロッパーとして高いプレゼンスを誇っていることが分かります。

(三井不動産について解説している記事もあるので、併せて読んでみてください!)

海外事業

海外事業では、世界各国の有力不動産会社と協業しながら、現地で不動産ビジネスを展開しています。

米国のロックフェラーグループや欧州のEuropa Capitalと連携し、開発やバリューアップを行っています。

また、三菱地所の海外事業は米国に偏りがありましたが、今後はアジア市場に力を注ぐことを公表しています。

新型コロナウィルスの感染拡大でダメージを負っているアジア市場ですが、今後経済成長が見込まれていることには変わりはないので、しっかり勝負すれば大きな収益源になる可能性があります。

地域別の事業戦略は下記のとおりです。

地域内容
米国ロックフェラーグループインターナショナル社(RGII社)のノウハウを活用した、回転型事業の強化。
欧州収益の安定性と資本効率向上のバランスを意識した投資・ 回収の実行。
アジア投資残高の積み増し、回転型資産のポートフォリオの構築。メジャーシェアによる開発事業とパートナーシップ型事業の両輪での事業推進。

回転型事業とは?

開発物件を売却してキャピタルゲイン(売買差益)を得る事業。物件を開発してから保有し続けてインカムゲイン(賃貸収入)を得る事業は保有型事業と言います。

投資マネジメント事業

投資マネジメント事業では、不動産の選定・取得から売却に至るまでの投資助言、提案活動を行っています。

積極的に海外の不動産投資会社を買収したことにより、不動産投資におけるグローバルプラットフォームの構築に成功しています。

出典:三菱地所|統合報告書2022

三菱地所は「ハイブリッド・モデル投資」を活用しており、グループ会社が組成するファンドに、三菱地所の潤沢な資金や第3者投資家の資金を投入することで、大規模なクロスボーダー投資を可能としています。

設計監理・不動産サービス事業

設計監理事業では、建築・土木設計、都市・地域開発計画、コンサルティングサービスを提供しています。

不動産サービス事業では、不動産の仲介・コンサルティングやマンション・ビルの賃貸経営サポートを行っています。

デベロッパーをはじめとする不動産業界の動向や不動産業務をより深く知りたい方は、下記の書籍がおすすめです。

業界や実務について体系的に解説されています。

三菱地所の強み

三菱地所の強みと弱みを見ていきましょう。

強みから見ていきましょう。

丸の内エリアの安定的な収益力

三菱地所の強みとしては、丸ノ内エリアの安定的な収益力が挙げられます。

丸ノ内エリアはビジネスエリアとして国内トップクラスの人気の誇っており、その周辺の物件のほとんどを三菱地所が所有していることから、莫大な賃貸収益を定期的に得ることができます。

2022年3月期の本決算資料によると、三菱地所は年間約1,800億円の賃貸利益を生んでおり、その多くは丸の内周辺のオフィスビルの貸し出しによるものです。

屈指のビジネスエリアである丸の内を押さえているので、盤石な収益基盤を有していると言えます。

海外事業の収益力

海外事業の収益力が高いことも、三菱地所の大きな強みです。

出典:三菱地所|2022年3月期IR説明資料

三菱地所の海外事業収益は米国、欧州、アジアの3地域からバランスよく発生しているため、地政学リスクの分散も実現しています。

海外事業が大きな収益を生んでいる点、そして各地域でしっかり収益を生んでいる点は、競合の大手デベロッパーにはない三菱地所の大きな強みです。

投資マネジメント事業の運用力

投資マネジメント事業で行っている運用力の高さも、三菱地所の強みと言えます。

三菱地所は世界各国の有力資産運用会社をグループに加えることで、欧州からアジア・オセアニアまで幅広いマーケットにアクセスしています。

出典:三菱地所|2022年3月期IR説明資料

2022年3月期末時点で合計4.5兆円もの運用額を有しており、主にREIT商品を通じて全世界の不動産市場に投資しています。

グループ内の資産運用会社の特徴は下記のとおりです。

社名各社の特徴
ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント株式会社2000年設立。2001年9月に日本で初めて上場したJ-REITである「ジャパンリアルエステイト投資法人」の資産運用を受託。コアオフィスを主体。
三菱地所投資顧問株式会社2001年設立。三菱地所グループが蓄積してきた不動産分野のノウハウとリソースをベースに、国内外の機関投資家向けに幅広い不動産投資商品を提供。上場REIT、私募REIT、私募ファンドを運用。
TA Realty (北米)1982年設立。全米主要都市におけるオフィス、物流施設、住宅、商業施設等、多様な不動産を投資対象とした不動産ファンドを展開する全米でも有数の不動産投資マネジメント会社。2015年に買収し、子会社化。
Europa Capital (欧州)1995年設立。英国を拠点に欧州全域でオフィス、住宅、商業施設、物流施設等を投資対象とするファンドを運用。これまでに欧州21ヶ国で約127億ユーロ超の投資実績を有する。2010年に資本参加し、子会社化。
MEC Global Partners Asia (アジア・オセアニア)2017年設立(2021年名称変更)。シンガポールを拠点とし、汎アジアを投資対象とするコアプラス型私募ファンドを運用。
CLSA Real Estate (アジア・オセアニア)2004年以来、汎アジアでバリューアッド型私募ファンドを運用。2019年に買収し、子会社化。

三菱地所の弱み

丸の内エリアへの依存

三菱地所の弱みとして、丸ノ内エリアの賃貸収益に依存していることが挙げられます。

先述した強みの裏返しなのですが、競合他社と比べると1事業の1エリアの収益に大きく依存しているので、丸ノ内エリアに問題が発生したら業績に大きな影響を与えるでしょう。

とはいえ、今では積極的には全国・海外展開を行っているので、丸ノ内エリアへの依存度は段々と弱まることが予想されます。

新興エリアへの進出度合い

渋谷や日本橋など、新興のビジネスエリアに弱いことも三菱地所の弱みです。

DeNAやサイバーエージェントなど大手企業が渋谷に本社を移すなど、渋谷エリアはビジネス街として着実に力をつけています。

また、日本橋では、金融スタートアップ向け大規模なオフィスビルが次々と新設されています。

三菱地所は、新興ビジネスエリアでの影響力が皆無なので、時代の流れに置いてかれる可能性があります。

三菱地所の平均年収

次に、三菱地所の平均年収を見ていきましょう。

今回は三菱地所が公表している有価証券報告書、及び口コミサイトに記載されている平均年収を参考にしています。

有価証券報告書でみる平均年収

三菱地所が公表している有価証券報告書に平均年収の記載があります。

【三菱地所の平均年収(有報)】

  • 平均年収:12,647,559円
  • 平均勤続年数:17年4ヶ月
  • 平均年齢:42歳8ヶ月

引用元:三菱地所|有価証券報告書2022年

三菱地所の平均年収は1,200万円強です。さすが財閥系デベロッパー、平均年収がかなり高いですね(羨ましい…)

口コミサイトでみる平均年収

次に、口コミサイトのOpenWorkで三菱地所の平均年収をみてみましょう。

【三菱地所の平均年収(口コミ)】

回答者の平均年収:651万円

引用元:OpenWork(2022年9月16日)

有報の年収より低いですが、回答者の多くが若手だと踏まえると納得できる値だと思います。

年収・賞与について

給与は基本的に年功序列。賞与は⻑期安定⽀給を基本としており、おおよそ給与の8ヶ⽉分。

給料を求めるなら満⾜出来る社⾵かと思います。下がる事もないので、とても良いと思います。同期の中には2,000万円のメンバーも多かったです。同業他社の中でも⾼⽔準なので⽂句なしでした。成績は賞与にも反映させるので、年収が上がりやりがいが持てました

同年代、他社と⽐較しても⾼い部類には⼊ると思う。頑張れば頑張っただけ、将来的な年収に跳ね返ってくるのでやり甲斐は感じる。ただ頑張らなくてもある程度の年収⽔準は約束されているイメージはある。

三菱地所の新卒採用

三菱地所の新卒採用情報をお伝えします。

デベロッパーを目指す学生さんはご参考ください。

募集職種

総合職:主として複雑で高度な判断を要する業務に従事し、国内外全ての事業所に勤務し得ることになります。将来的には経営幹部層として、広範かつ高度なマネジメント業務・専門業務を担うことが期待されています。

採用フロー

【三菱地所の採用フロー】

  1. ES提出
  2. 適性検査
  3. 動画アップロード
  4. 面接(複数回)
  5. 内々定

初任給と福利厚生

【三菱地所の初任給】

大卒:260,000円
院卒:300,000円

生活関連制度独身社宅、転勤者用社宅
休暇関連制度夏季休暇、リフレッシュ休暇、有給休暇
資産関連制度住宅取得援助、持株会、企業年金、社内預金

学歴フィルター

三菱地所は難関企業であるため、学歴フィルターは確かに存在ます。

早慶、旧帝大が内定を獲得するケースが多いです。

しかし、学習院大学や明治大学などMARCHレベルでの採用実績もあることから、超高学歴でなくても挑戦することは十分可能です。

順位大学名人数
1慶應義塾大学12
2早稲田大学8
3一橋大学5
4東京大学4
5京都大学3
6東京工業大学2
6大阪大学2
8東北大学1
8筑波大学1
8神戸大学1
8学習院大学1
8上智大学1
8明治大学1
8立教大学1
引用元:DIAMOND online|三菱地所「採用大学」ランキング2020

三菱地所への転職

三菱地所のキャリア採用情報をお伝えします。

デベロッパーへの転職を検討している方はご参考ください。

中途採用での募集職種

三菱地所は、2022年9月時点において下記のポジションを募集しています。

総合職オフィスビル・商業施設の開発企画、賃貸、運営管理/マンション等住宅の開発企画、賃貸、分譲/物流施設の開発企画・賃貸/空港ターミナルの運営/証券化スキームを活用した不動産開発及び売買/クライアントに対するソリューション営業/経営企画・経理・人事等の一般管理など、複雑で高度な判断を要する業務に従事。
業務職円滑な業務の推進をサポートするバックオフィスのプロフェッショナル」及び「プロジェクト推進のサポート」と位置付けています。様々な事業領域で、プロジェクトの一翼を担い、チームのサポート業務に従事。
UI/UXデザイナーユーザーリサーチの設計、リサーチに基づくサービス・アプリ・コンテンツ等のグランドデザイン、サービス・アプリ・コンテンツ等のUI/UXデザイン、サービス運用フェーズにおけるグロースハック企画。
データサイエンティスト各部署に対するデータ利活用のコンサルティング、分析案件組成、データ整備・整形、データ分析設計、分析作業。
デジタルマーケティングCRM・SFA・BI等のツールによるデータ分析、分析結果に基づくマーケティング施策の企画・提案・実行・検証、既存/新規事業・サービスにおけるKPI設定。

有利になる資格

三菱地所へ転職するにあたって有利になる資格は次の通りです。

資格名有利になる理由
宅地建物取引士不動産取引の知識が身に付く。半強制的に取得する必要がある。
再開発プランナー都市再開発に関する知識が身に付く。国内唯一のデベ向け資格。
不動産証券化協会認定マスター不動産投資に関する知識が身に付く。運用業務で有利になる。
証券アナリスト投資実務に必要な知識が身に付く。運用業務で活かせる。
↑リンク先で各資格の勉強法や活用法に関する記事をチェックできます。

転職した人の評判

花形である開発業務であっても、若者の意見をしっかり取り入れてくれる会社です。緻密な育成計画のもと、様々な業務を経験できる人事ローテーションとなっているので、仕事に飽きがくることは少ない印象です。人事も配属希望は概ね通してくれます。長期的に働く人が多いので、ある種の愛社精神が強い人も少なくないですね。

女性が少ないとはいえ、性別によって昇給・昇進を遅らせるようなことはないです。育休、産休、テレワーク、時短勤務など非常に働きやすい環境が整備されています。復職される方も多いので、キャリアと家庭を両立させたい方におすすめです。

大規模なプロジェクトだと10年以上かかるケースもありますが、自分が携わったものが形になるととてつもない達成感を覚えます。当社のような大手デベロッパーが関わる物件は大規模になるケースがほとんどなので、家族や友達と赴いた際にうんちくを語る人もしばしば笑それだけ誇らしい仕事なので、目に見える大きな仕事がしたい方におすすめです。

まとめ

ここまで三菱地所の事業内容・強みと弱み・平均年収などをお伝えしました。

丸の内エリアや海外事業(特に北米)に強みを持つ財閥系デベロッパーである三菱地所は、デベロッパーキャリアを築く上でこれ以上ない環境と言えます。

三菱地所をはじめとするデベロッパーへの転職を考えている方は、「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。

大手デベロッパーの求人数、転職サポートが充実しています。

三菱地所のニュース

最後に、三菱地所に関する直近のニュースをまとめております。

「めぐるめくプロジェクト」始動

三菱地所株式会社と株式会社ロフトワーク、株式会社シグマクシス、70seeds 株式会社は、これからの食産業や農業・水産・畜産業を担う地域の生産者や加工者等とともに、「めぐるめくプロジェクト」を始動します。本プロジェクトは、地域を育む生産者と都市で暮らす生活者が相互に理解を深め交流し合い、豊かな食や社会を構築する活動です。

引用元:三菱地所(2022年9月16日)

「(仮称)天神 1-7 計画」始動

三菱地所株式会社は、福岡県福岡市中央区天神一丁目において計画中の「(仮称)天神 1-7 計画」に関して、このたび「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けましたので、計画概要をお知らせします。本計画は、福岡市が進める天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト「天神ビッグバン」を推進するとともに、「感染症対応シティ」や「Fukuoka Art Next」などの取組みを実施し、天神地区の国際競争力向上に貢献できるものと考えています。本計画では、情報受発信基地であった「イムズ」跡地の複合ビル開発プロジェクトとして、天神から福岡、九州、そして世界をリードするまちづくりに取り組んでまいります。

引用元:三菱地所(2022年8月30日)

「空飛ぶクルマを活用したサービスの社会実装を目指すプロジェクト」に参画

三菱地所株式会社、日本航空株式会社、兼松株式会社は、東京都の「都内における空飛ぶクルマを活用したサービスの社会実装を目指すプロジェクト公募」に対して提案を行い、この度採択されました。本プロジェクトでは、2022年度に都心の主要な拠点を結ぶ移動サービス、空港からの二次交通、離島地域における移動サービスや遊覧飛行など、都内での様々な空飛ぶクルマのビジネスモデルを検討し、2023年度にヘリコプターによる運航実証、2024年度に空飛ぶクルマによる運航実証、離着陸場オペレーションの検証を通じて、運用の課題や収益性などを検証します。

引用元:三菱地所(2022年8月4日)
  • 執筆者
  • 執筆者のプロフィール
MY OPTION編集部

資産×キャリア形成メディア「MY OPTION」編集部です。 大手証券会社、総合商社、メガバンク出身者などで構成されています。

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