株主資本配当率(DOE)とは?
株主資本配当率(DOE:Dividend On Equity ratio)とは、企業が株主資本に対してどのくらい配当を還元しているかを表す指標です。
同じく配当水準を示す指標として配当性向があります。配当性向は当期純利益に対する配当額を表しているのに対し、株主資本配当率は株主の出資分と内部留保の合計である株主資本に対する配当額を表しています。
当期純利益は一時的な要因で大きく増減するなど変動が大きいですが、株主資本は安定していることから、近年では株主資本配当率を株主還元指標として示している企業が増えています。
【株主資本配当率(DOE)とは】
企業が株主資本に対してどのくらい配当金を分配しているかを示す指標
株主資本配当率(DOE)の計算
株主資本配当率の計算式は次のとおりです。
【株主資本配当率(DOE)の計算式】
株主資本配当率(%)=年間配当総額÷株主資本×100
株主資本配当率(%)=配当性向×自己資本利益率(ROE)×100
A社の年間配当総額が2億円、株主資本が20億円であれば、株主資本配当率は10%(2億円÷20億円×100)になります。
アベマTVで有名なサイバーエージェントの20年9月期決算で株主資本配当率をみていきましょう。
まずは年間配当総額を知りたいので、キャッシュフロー計算書で配当金の支払額を確認していきます。サイバーエージェント2020年の1年間で配当金を4,157百万円支払っていますね。
次に株主資本を確認するために、貸借対照表をみてきましょう。2020年9月末時点で株主資本は78,466百万円ありますね。
これで株主資本配当率(DOE)が求められます。
年間配当総額が4,157百万円、株主資本78,466百万円なので、株主資本配当率(DOE)は5.29%になります(計算方法の違いにより公表値と若干異なります)
サイバーエージェントはDOE5%以上を経営指標にしているので、前期は経営目標を達成できたと言えますね。
株主資本配当率(DOE)の目安
業種・業態にもよりますが、一般的に株主資本配当率(DOE)は2%が平均値と言われています。
DOEが高いことで有名なカカクコムや大東建託は10%以上のDOEを毎期叩き出しています。一方配当がない企業は当然DOEも0です。
最近ではサイバーエージェントやオムロンのようにDOEを経営指標としている企業が増えているので、今後一層注目されていく指標だと言えます。
【株主資本配当率(DOE)】
株主資本配当率(DOE)は2%が平均


