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IFAの前職を解説!証券会社・保険・銀行の出身者がほとんど?
近年IFAとして独立している方が急増しています。
IFAは独立系のファイナンシャル・アドバイザーと言われていますが、一体どのような方がIFAになっているのでしょうか。
この記事では、IFAの前職についてお伝えしていきます!
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IFAの前職に多い職業
はじめに、IFAの前職をみていきましょう。
少し古いデータで恐縮ですが、QUICK資産運用研究所が2018年に行った調査によると、IFAの前職の割合としては証券会社が多いことが分かりました。次いで保険代理店、税務・会計事務所となっています。
順位 | 職業 | 人数(人) | 比率(%) |
---|---|---|---|
1 | 証券会社 | 84 | 42.0 |
2 | 保険代理店 | 25 | 12.5 |
3 | 税務・会計事務所 | 20 | 10.0 |
4 | 生命保険会社 | 15 | 7.5 |
5 | FP | 15 | 7.5 |
6 | 銀行 | 7 | 3.5 |
7 | 不動産会社 | 7 | 3.5 |
8 | 自営業 | 5 | 2.5 |
9 | 投資顧問業 | 4 | 2.0 |
10 | 信用金庫・信用組合 | 3 | 1.5 |
10 | その他一般事業会社 | 3 | 1.5 |
10 | 教育関係者 | 3 | 1.5 |
10 | 主婦 | 3 | 1.5 |
10 | その他 | 3 | 1.5 |
金融機関を中心としつつ、顧客層が被っている税務・会計事務所や営業力のある不動産やFPが多い形です。
IFAの前職に証券会社出身者が多い理由
既にみたデータもそうですが、IFAの前職として証券会社が多いことは現在でも変わりありません。
何故IFAには証券会社出身者が多いのでしょうか。様々な理由が考えられますが、主な理由は次の3つです。
【IFAの前職に証券会社が多い理由】
- 提案商品が同じだから
- 顧客層が同じだから
- IFAの知人が多いから
提案商品が同じだから
証券会社の営業員とIFAが提案する商品はほとんど同じです。
扱う商品が同じであれば、特段新しい業務や商品を勉強することなくIFAとしてすぐに活動できるため、証券会社出身のIFAが多いのでしょう。
IFAが主に提案する商品には国内外株式、投資信託、仕組債などがありますが、より詳細な内容を知りたい方は下記の記事を併せてご参考ください。
顧客層が同じだから
顧客層が同じであることも、証券会社出身のIFAが多い理由だと考えられます。
顧客層が同じであれば、証券会社時代の営業手法を続ければいいわけですから、新規開拓もスムーズに行うことができます。
また、証券会社時代に取引していた顧客がIFAになった後でも継続して取引していただける場合もあるので、やはり顧客層が重なるのでしょう。
IFAの顧客層について詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご参考ください。
IFAの知人が多いから
IFAの知人が多いのも大きな理由だと思います。
IFAとして成功している知人がいたら、自分も同じ道を目指したくなるものです。
- ノルマがない
- 顧客ファーストの営業ができる
- 年収は青天井
IFAは証券パーソンにとって魅力ある職業なので、知人が多いと転職したくなるのも自然でしょう。
IFAには証券会社出身者が多い理由をお伝えしましたが、保険会社や銀行からIFAに転職する方もいらっしゃいます。
これから、保険会社と銀行出身のIFAの強みついてみていきましょう。
保険会社出身IFAの強み
保険会社出身のIFAの強みをお伝えします。
【保険会社出身IFAの強み】
- 資産形成層にアプローチできる
- 新規開拓に使いやすい
- クロスセルで収益を上げやすい
資産形成層にアプローチできる
IFAが提案するのは金融商品だけでなく、保険商品や不動産など多岐に渡ります。
証券会社出身のIFAは金融商品の提案を強みとしているので富裕層が主な顧客層になりますが、保険商品であれば20・30代の資産形成層にもアプローチできるため、顧客層が一気に広がります。
保険商品の手数料は金融商品と比べて少ないものの、顧客層のボリュームを考慮すれば十分ビジネスとして機能するでしょう。
新規開拓に使いやすい
保険商品は金融商品より販売しやすいと言われています。つまり、新規開拓がしやすいのです。
元本を毀損する可能性がある金融商品に抵抗を持つ方は少なくありませんが、保険商品はその安全性から比較的提案しやすい商品と言われています。
入り口の商品として提案しやすいため、顧客基盤の形成に活用するIFAも少なくありません。
クロスセルで収益を上げやすい
保険商品と金融商品はとても相性が良く、クロスセルすることで収益を上げることができます。
生命保険で最低限の基盤を築きつつ、運用商品として投資信託を提案するのも良いでしょう。また、運用性と高めたい場合は変額保険と個別株を組み合わせても良いかもしれません。
このように、保険商品と金融商品を組み合わせることで、お客様の選択肢の幅が広がるだけでなく、収益も上げやすい提案ができるようになります。
銀行出身IFAの強み
次に、銀行出身のIFAの強みをお伝えします。
【銀行出身IFAの強み】
- 企業金融に精通している
- 幅広い知識を身につけている
企業金融に精通している
融資業務に関わっている銀行員は、企業金融に精通しているため、中小企業オーナーの頼れるアドバイザーになります。
銀行出身のIFAは、法人取引や企業オーナーの資産運用はもちろん、企業の融資についてもアドバイスすることができるため、より深いお付き合いができるでしょう。
法人にとって切っても切り離せない融資に精通していることは、銀行出身IFAの大きな強みだと言えます。
幅広い知識を身につけている
幅広い知識を身につけている点も銀行出身IFAの強みです。
銀行では、株式や投資信託などの金融商品はもちろん、不動産などの固定資産、法人保険など幅広知識が要求されます。
これらの知識はIFAでそのまま活かせるので、銀行出身IFAはソリューション提案を強みとしている場合が多いです。
まとめ
今回はIFAに証券会社出身者が多い理由をお伝えしました。
取扱商品や顧客層が重なっていることから、確かに証券会社からIFAになる人は多いです。しかし、保険や銀行、税・会計事務所からIFAになる人も一定数いるので、自分のバックグラウンドを活かしながら活躍することができます。
IFAへの転職にご興味ある方は是非ご相談ください。現役IFAチームがキャリアアドバイザーとして、相談者様の意向に沿った最適なIFA法人をご紹介します。
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