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【合格者談】CFP相続科目の勉強法・難易度・勉強時間を解説

この記事では、CFPの相続科目の勉強法・難易度・勉強時間や試験概要をお伝えしていきます。

合格者目線で発信しますので、これからCFP相続科目の受験を予定されている方はご参考ください。

CFP相続科目の合格点・合格ライン

具体的な勉強法や難易度を見る前に、CFP相続科目の近年の合格点・合格ラインを見ていきましょう。

合格ライン合格点
21年第2回29点35.0%
21年第1回32点36.3%
20年第2回33点41.3%
19年第2回29点35.9%
引用元:日本FP協会|試験問題・模範解答・合格ライン

※20年第1回はコロナウィルスにより中止

過去4回分の試験データを確認する限り、CFP相続科目の合格ラインは29〜33点合格率は35〜42%です。

試験回によりますが、相続科目に安心して合格するためには、7割(35点)を目指す必要があるでしょう。

CFP相続科目の難易度

次に、CFP相続科目の難易度を、他科目と他資格と比較しながら見ていきます。

他科目と比較した難易度

CFP相続科目は、CFP全体のなかで易しい科目と言えます。

金融科目のように複雑な計算もなければ、タックス科目のように覚えるべき公式も多くありません。贈与税額や相続税評価額を計算する程度です。(流石にもう少しあるか)

ほとんど暗記で対応できるため、CFPの他の科目と比べると相続科目は合格しやすい科目と言えます。

FP1級と比較した難易度

CFP相続科目と、FP1級の相続科目の難易度はほとんど同じです。試験範囲も計算問題の内容も重なっています。

違いがあるとすれば、試験制度です。CFPは科目別受験が可能であるため、相続科目を単体で受けることができます。相続科目のみに焦点を絞って対策できるのです。

この違いは合格率にも反映されており、CFPの各科目の合格率が30~40%あるのに対して、FP1級は15〜20%ほどです。

科目同士の比較ではほとんど同じですが、試験制度を考慮するとCFP相続科目はFP1級より簡単だといえるでしょう。

相続診断士と比較した難易度

相続診断士とCFP相続科目とでは、CFP相続科目の方が遥かに難しいです。

相続診断士は相続の表面的な内容のみを勉強しますし、何より出題形式がニ肢択一式、三肢択一式が多いです。計算問題も法定相続分ぐらいしかありません。

試験範囲の広さ、深さ、出題形式のあらゆる点から相続診断士よりCFP相続科目の方が難しいです。

CFP相続科目の勉強時間

CFP相続科目の勉強時間の目安は、相続の基本知識があるかないかで次のように異なります。

【CFP相続の勉強時間目安】

  • 相続知識がない方:40〜60時間
  • 相続知識がある方:25〜40時間

FP2〜1級や相続鑑定士などの資格保有者であれば、あとはCFP試験向けの計算問題に慣れるだけなので25時間前後で済むと思います。

AFP以降相続関連の勉強をしていない方でも、復習を兼ねても20時間もあれば十分だと思います。

金融科目や不動産科目とは異なり、相続科目で扱う内容は理解しやすいです。インプットにかかる時間は他の科目と比べて少なく済むでしょう。

計算問題も複雑な公式は少なく、ほとんど暗記なので、全く相続知識がない方(忘れている方)でも50時間前後で済むと思います。

CFP相続科目の勉強法

CFP相続科目の勉強法をお伝えします。

あくまで私が実践した勉強法なので万人におすすめとは言えません。参考程度にしてください。

相続税関連の計算に慣れる

CFP相続科目では非常に多くの計算問題が出題されますが、ほとんど相続税に関する計算です。

  • 相続税の課税価格はいくらか?
  • 特例措置の非課税額はいくらか?
  • 各種控除の適用額はいくらか?
  • 納めるべき相続税はいくらか?

このような問題がほとんどなので、相続税に関連する計算問題がスムーズに解けるかどうかがこの科目の合否を左右します。

出題形式は例年ほとんど一緒です。過去問を徹底的に繰り返し解法を身体に叩き込みましょう。

法改正に注意する

CFPの他科目と比較して、相続科目は法改正の影響を受ける科目です。つまり、知識のブラッシュアップが必要となります。

古い知識を身につけないために、相続科目に関しては可能な限り最新のテキストを使用されることをおすすめします。

また、「政府広報オンライン」でも相続税の改正について分かりやすくまとめられていますので、積極的に活用することを推奨します。

CFP相続対策におすすめのテキスト・問題集

『わかりやすい相続税・贈与税と相続対策』

AFPで相続科目を苦手としていた方、もしくはAFP合格から期間が空いた方には、CFP向けの参考書に取り組む前にリハビリ本を挟むことをおすすめします。

その際におすすめなのは『わかりやすい相続税・贈与税と相続対策』です。

相続に関する基本的な知識はもちろん、相続財産の評価や相続税の計算手順をいろんなケースに対応させながら解説しています。

また、本書では生前贈与・生命保険・土地の有効活用扱っており、試験頻出の各種特例計算に活かすことができます。

図解やイラストが多いので直感的にも分かりやすいです。

『CFP資格標準テキスト 相続・事業承継設計』

メインテキストとしては、FP協会の公式テキストである『CFP資格標準テキスト』シリーズの不動産運用設計のテキストがおすすめです。

本書は、改定される前までは「読みにくい」「試験に関係のない内容まで扱っている」「頻出分野を扱っていない」など散々たる内容でした。

しかし、改定後は読みやすさと収録内容が見直され、一気に試験対策用のテキストとして評価を受けるようになりました。

読みやすさと網羅性から、本書をテキストとして利用することをおすすめします。


CFP資格標準テキスト 相続・事業承継設計

『CFP受験対策精選過去問題集 相続・事業承継設計』

一通りのインプットを終えたら問題集に取り組みましょう。

CFPでは、例年同じような問題が出題されます。問題集の解答解説に記載されている公式や解法がかなり重要なので、わからない問題は積極的に答えを見て解法をインプットしていきましょう。

本書はFP協会公式問題集より収録されている問題数が多く、解答解説も丁寧なのでおすすめです。

まとめ

今回はCFP相続科目の難易度や勉強法をお伝えしました。

CFP相続科目は内容や理解しやすく、とっつきやすい問題が多いです。科目別受験のメリットを生かし、早めに合格しておくことで「すでに合格している科目があることの安心感」を得ておくと、心に余裕が生まれるでしょう。

今回お勧めしたテキスト・問題集を活用して、効率よく学習を進めていきましょう。

CFP試験について体系的に解説している記事もあるので、是非ご活用ください。

  • 執筆者
  • 執筆者のプロフィール
MY OPTION編集部

資産×キャリア形成メディア「MY OPTION」編集部です。 大手証券会社、総合商社、メガバンク出身者などで構成されています。

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