【PB】プライベートバンカー資格の難易度・評判・試験概要を解説

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プライベートバンカー資格(以下、PB資格)は、名前の通り富裕層営業を行うプライベートバンカーに必要な知識を体系的に学習できる資格です。

今回はプライベートバンカー資格の難易度・評判等を解説します。

目次

プライベートバンカー資格とは

プライベートバンカー資格とは、金融系資格の一つであり、富裕層に対して資産運用を提案する際に必要な知識を学習できる資格試験です。

金融機関の営業部門や、会計士・税理士で富裕層を主要顧客としている方々が、積極的に挑戦している資格の一つです。

PBは企業オーナーを顧客の中心としており、いわばファミリービジネスを対象とした教育プログラムです。

引用元:日本証券アナリスト協会

プライベートバンカー資格の試験概要

次に、プライベートバンカー資格の試験概要をお伝えします。

学習科目

プライベートバンカー資格の学習科目と学習内容は次の通りです。FPと被っている内容もいくつかあるので、馴染みのある方も多いでしょう。

WM企業・市場分析、資産運用・管理、相続・事業承継に焦点
不動産資産運用の一環としてのメリットと留意事項に焦点
税金相続税や資産課税など資産運用の鍵を握る税金に焦点
信託顧客の資産を安定的に運用し、次世代への円滑な承継を支援
RM顧客との信頼関係を構築するために必須のノウハウを学習
マス富裕層従来PBで十分サポートされなかった顧客層へのサービスを強化
職業倫理強い自己抑制と自発的に顧客へ最善を尽くすことを強調

試験日程

プライベートバンカー資格の試験日は次の通りです。受験するレベルによって異なるので注意しましょう。

レベル試験日程
PBコーディネーター受験日時は自由に選択可能
プライマリーPB受験日時は自由に選択可能
シニアPB春試験:4月第2金曜日
秋試験:10月第2金曜日

受験費用

プライベートバンカー資格の受験費用は次の通りです。

レベル受験費用
PBコーディネーター7,100円
プライマリーPB8,400円
シニアPB20,000円
※プライマリーPBは各単位の費用

プライベートバンカー資格の難易度

次に、プライベートバンカー資格の難易度について、合格率、勉強時間、FPとの比較から見ていきます。

合格率から見る難易度

日本証券アナリスト協会が公表しているデータによると、プライベートバンカー資格各レベルの合格率(2021年4〜9月)は次の通りです。

レベル受験者数合格者数合格率
PBコーディネーター159人120人75.5%
プライマリーPB1,091人666人61.0%
シニアPB94人20人21.3%
引用元:日本証券アナリスト協会|試験データ

PBkコーディネーターとプライマリーPBは受験者の過半数が合格しているのに対して、シニアPBは20%ほどしか合格していません。

シニアPBから難易度がグッと上がるので、プライマリーPBまでで勉強をストップするか、覚悟を決めてシニアPBまで挑戦するという形になるでしょう。

勉強時間から見る難易度

合格に必要な勉強時間から難易度を見ていきます。勉強時間には、私と私の友人(非金融人)の経験をもとにお伝えします。

私も友人もシニアPBには合格していないので、プライマリーPBまでの勉強時間をお伝えします。

PBコーディネータープライマリーPB
私(基礎知識あり)4時間60時間
友人(基礎知識なし)12時間120時間

金融や経済の知識がある場合は、比較的短期間で合格することができます。

一方全く知識がない初学者の場合は、3ヶ月以上は準備する必要があるので、難易度としてはやや難しいと言えます。

合格率の高さから油断しないようにしましょう。

FPとの比較で見る難易度

プライベートバンカー資格の難易度を測る上で、受験者が多くより馴染みのあるFPと比較するのも有効です。

日本証券アナリスト協会が公表しているプライベートバンカー(PB)資格「スタディガイド」によると、FP資格とPB資格の難易度の比較は以下のようになるそうです。

出典:日本証券アナリスト協会|プライベートバンカー資格 スタディガイド

受験者としては、下2段(FP3級の方がPBコーディネーターより難しい)が逆であると感じますが、概ねこのとおりだと思います。

FP資格との相性もいいので、この難易度表を参考に受験プランを立ててみるのも良いでしょう。

プライベートバンカー資格のメリット

次に、プライベートバンカー資格を取得するメリットをお伝えします。

様々ありますが、代表的なメリットは次のとおりです。

【PB資格のメリット】

  • 富裕層営業の実務的な知識が得られる
  • 就活・転職で有利になる
  • 副業に活用できる

富裕層営業の実務的な知識が得られる

プライベートバンカー資格は、名前のとおり、富裕層の資産運用アドバイザーである”プライベートバンカー”を教育する一環で設けられた資格です。

そのため、同資格を勉強することで、富裕層営業に必要な知識を身につけることができます。

富裕層の関心度が高い節税ノウハウや事業承継について体系的に学習できるので、証券会社や不動産会社の富裕層部門に所属されている方におすすめです。

就活・転職で有利になる

プライベートバンカー資格を保有していると、就活、転職の際に有利になる場合があります。

出典:リクルートダイレクトスカウト

上記の求人は、ハイクラス転職サービスで有名な「リクルートダイレクトスカウト」にあったものです。プライベートバンカー資格(=PB資格)が必要条件とされています。

他にも多くの求人でプライベートバンカー資格保有者を優遇する求人を確認できたので、同資格は就活や転職で活用できることがわかります。

副業に活用できる

副業に活用できる点も、プライベートバンカー資格のメリットです。

副業として有名なWebライティングでは、資格保有者を優先的に発注する傾向にあります。客観的に知識が証明できて、読み手も安心できるからです。

単価の高い案件獲得に繋がるので、資格を副業に活かしたい方にもプライベートバンカー資格はおすすめです。

余談ですが、筆者は金融関連のWebライティング案件を受注しまくって、クラウドワークス公式からインタビューを受けたことがあります。

また、今では「認定クライアント」として案件を発注する立場にもなったので、資格が副業に活用できることは経験的にも断言できます。

プライベートバンカー資格のデメリット

反対に、プライベートバンカー資格のデメリットも併せてお伝えします。

【PB資格のデメリット】

  • 知名度がやや弱い
  • シニアPBが難しすぎる

知名度がやや弱い

プライベートバンカー資格のデメリットとして、他の金融系資格と比較して知名度が高くないことが挙げられます。

直近の試験データから、各資格の最高難易度である、シニアPB、FP1級、証券アナリスト2次試験の受験者数を比較してみましょう。

  • シニアPB:777人(2013年〜2020年9月まで累計)
  • FP1級:523人(2020年9月試験)
  • 証券アナリスト2次:2,596人(2019年試験)

FPや証券アナリストは毎年数百人、数千人と受験していることが分かりますが、シニアPBは7年間の累計で777人です。あまりにも少なすぎませんか(笑)

金融業界では注目されている資格ではあるものの、一般的にはそこまで知名度がないと言えるでしょう。

シニアPBが難しすぎる

上級資格であるシニアPBの難易度が高すぎることも、プライベートバンカー資格のデメリットと言えます。

証券アナリストもCFP(4科目のみ)に合格している私でも、シニアPBは不合格でした。難しすぎました…

実際に、日本証券アナリスト協会が公表している試験データによると、2021年9月時点のシニアPBの合格者は累計で225名しかいません。

知名度の割りに難易度が半端ない資格なので、資格試験にコスパを求める方には向いていないと思います。

プライベートバンカー資格の評判

次に、プライベートバンカー資格の評判をまとめています。

銀行で法人営業を担当しています。プライベートバンカー資格では企業金融に関わるような財務知識は身につきませんが、企業オーナーの資産にアプローチするための実践的な知識が詰まっています。不動産投資、事業承継など資産運用・保全のニーズを察知するために役立っています。

証券会社でリテール営業を行っています。プライベートバンカー資格は会社が推奨していたので勉強しましたが、実際に実務でも役立っています。おそらく富裕層とのコミュニケーション方法を学べる唯一の資格なので、金融営業担当者全員に役立つと思いますよ。

不動産投資会社で富裕層部門に所属しています。PB資格の良いところは、富裕層のポートフォリオ運用ノウハウが学べる点です。当然不動産が密接に関わってくるので、不動産投資の販売に活かしています。また、タックスマネジメントや金融商品のクロスセルができる知識も身につくので、知り合いの税理士やIFAと連携してお客様の満足度を一気に高めることもできます。

プライベートバンカー資格の将来性

プライベートバンカー資格は、非常に将来性のある資格だと私は考えています。

日本は人口構造的に相続・贈与の問題がますます発生していくと予想されるので、事業承継に焦点を当てているプライベートバンカー資格は一層注目されていくはずです。

金融機関も富裕層ビジネスに注力しており、PB資格保有者の活躍の幅は年々広がっています。

実際に資格保有者は年々増加しているので、プライベートバンカー資格は時代にあった資格だと言えるでしょう。

最後に

今回はプライベートバンカー資格の概要や難易度をお伝えしました。

具体的な勉強方法やおすすめの教材を発信している記事もあるので、併せてご参考ください。

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