【銘柄分析】ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価・事業内容・強み・弱み

当ページのリンクには広告(プロモーション)が含まれている場合があります。
スクロールできます
編集部おすすめの転職サービス
サービス名







おすすめ度
対象年代20〜50代20~50代20~50代20代後半~40代前半20~50代20~30代20~50代20代
得意業界全業種・全職種営業、コンサル、ITマネジメント、専門職IT、Web金融、コンサル全業界技術職、営業ハイクラス
サポート内容書類添削・面接対策
担当アドバイザー
個別ミーティングレジュメ添削
面接対策
キャリア相談
面接対策・書類添削
面接対策履歴書・ESの添削
転職手続きの代行
履歴書・職務経歴書の添削
面接トレーニング
「DiSC」による行動特性を分析
求人掲載数60万件以上50万件以上25,000件21.420件20,000件219,900件23,000件非公開
口コミ記事へ記事へ記事へ記事へ記事へ記事へ記事へ記事へ
公式サイト詳細情報詳細情報詳細情報詳細情報詳細情報詳細情報詳細情報詳細情報
目次

ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価

※スマートフォンの場合、画面を横にすると競合の株価状況が表示されます

会社名Johnson & Johnson
代表者ジョアキン・ドゥアト
本社米国ニュージャージー州
設立年1887年11月
業種ヘルスケア
社員数136,400人
HPwww.jnj.com

ジョンソン・エンド・ジョンソンの財務状況

直近の財務状況

※損益計算書は直近12ヶ月

財務状況の推移

2021年1月期2020年通期2019年通期2018年通期2017年通期
売上82,584百万82,059百万81,581百万76,450百万71,890百万
営利19,486百万19,814百万19,798百万18,400百万20,645百万
当利14,714百万15,119百万15,297百万1,300百万16,540百万
EPS5.595.725.70.486.04
総資174,894百万157,728百万152,954百万157,303百万141,208百万
自資63,278百万59,471百万59,752百万60,160百万70,418百万
自率36.18%37.70%39.07%38.24%49.87%
BPS24.0422.5922.4422.4326.02

地域別売上構成

【JNJ地域別売上構成】

  • 米国:52.2%
  • 欧州:23.0%
  • アジア太平洋:18.3%
  • 米国除く西半球:6.5%

ジョンソン・エンド・ジョンソンの事業内容

【JNJの事業内容】

  • Pharmaceutical(医薬品):55.2%
  • Medical Devices(医療機器):27.8%
  • Consumer Health(消費者向け製品):17.0%

Pharmaceutical(医薬品)

医薬品事業では、抗リマウチ薬「レミケード」や乾癬治療薬「ステラーラ」など、抗感染や心循環器疾患などの治療薬を製造・販売しています。

Annual Reportによると、医薬品事業では次の6つの医療領域に集中しているそうです。

The Pharmaceutical segment is focused on six therapeutic areas: Immunology (e.g., rheumatoid arthritis, inflammatory bowel disease and psoriasis), Infectious Diseases (e.g., HIV/AIDS), Neuroscience (e.g., mood disorders, neurodegenerative disorders and schizophrenia), Oncology (e.g., prostate cancer and hematologic malignancies), Cardiovascular and Metabolism (e.g., thrombosis and diabetes) and Pulmonary Hypertension(e.g.,Pulmonary ArterialHypertension).

「医薬品事業では、免疫系、感染症系、神経系、腫瘍系、循環器及び代謝系、肺及び高血圧系の6つの医療領域を扱っている」

引用元:2020 Johnson & Johnson Annual Report

上記の領域に関する病気が流行ったときは、関連する医薬品の売上が伸びると解釈して良いでしょう。

参考までに、今期増収に寄与した医薬品は次のとおりであり、特に、乾癬治療薬のステラーラ、多発性脊髄腫治療薬のダラザレックスが頑張っている印象です。

Medical Devices(医療機器)

医療機器事業では、臨床検査機器や診断薬を扱っています。

Annual Reportによると、医療機器事業は次のように説明されています。

The Medical Devices segment includes a broad range of products used in the Interventional Solutions, Orthopaedics, Surgery, and Vision fields.

These products are distributed to wholesalers, hospitals and retailers, and used predominantly in the professional fields by physicians, nurses, hospitals, eye care professionals and clinics.

「医療機器事業の製品は、介入療法、整形外科、眼科など幅広い領域で扱われている。」

「当社の製品は、卸売会社や病院で扱われており、主に医師や看護師、眼科クリニックなどの現場で使用されている」

引用元:2020 Johnson & Johnson Annual Report

病床者が増加し病院が忙しくなればそれだけ医療機器の需要は増加し、JNJの製品需要も強まるでしょう。

同社の医療機器の販売動向は次のとおりです。

出典:2020 Johnson & Johnson Annual Report

手術向けの医療機器やコンタクトレンズが強いですね。

Consumer Health(消費者向け製品)

消費者向け製品事業では、一般消費者向けに、絆創膏の「バンドエイド」や、オーラルケアの「リステリン」を展開しています。

Annual Reportによると、消費者向け製品事業は次のように説明されています。

The Consumer Health segment includes a broad range of products focused on personal healthcare used in the skin health/beauty, over-the-counter medicines, baby care, oral care, women’s health and wound care markets.

「消費者向け製品事業は、美容、無処方箋医薬品、赤ちゃん用薬、口臭対策薬、女性向け製品や創傷用など幅広いヘルスケア製品を扱っている」

引用元:2020 Johnson & Johnson Annual Report

消費者向け製品の販売動向は次のとおりです。

出典:2020 Johnson & Johnson Annual Report

美容やオーラルケアの製品が主な売上を占めています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの強み

【JNJの強み】

  • 積極的な研究開発・M&Aへの投資
  • 安定したマーケットでの高いプレゼンス
  • 徹底した成果主義

積極的な研究開発・M&Aへの投資

JNJの大きな強みの一つとしては、研究開発への積極性が挙げられます。

もっとも、ヘルスケア業界においては研究開発費に多額の資金を注ぎ込むことは一般的なのですが、JNJは毎年継続的に売上の15%前後を研究開発費に充てています。

出典:2020 Johnson & Johnson Annual Report

また、JNJはM&Aにも積極的です。

2012年には骨接合剤のシンセス、2017年はスイス製薬大手のアクテリオン、そして2019年は手術用ロボットのオーリスを買収しています。

莫大な予算を効率的に投資に回すことでしっかりビジネスを拡大し、年々売上・EPSの増加に成功しています。

出所:2020 Investor Fact Sheet

安定したマーケットでの高いプレゼンス

JNJが属するヘルスケア業界は景気動向の影響を受けづらいディフェンシブな業界です。半導体やエネルギーとは異なり、市況に左右されず安定した業界成長を続けています。

このようなマーケットでJNJは業界トップクラスのプレゼンスを誇っており、売上のおよそ70%はマーケットシェア1位、2位の製品から成り立っています。

安定したマーケットで確固たる地位を築いているので、売上基盤は盤石と評価できるでしょう。

徹底した成果主義

JNJの製品開発へのコミットは相当なものであり、徹底的なリサーチを行った上で製品をローンチしています。

その甲斐あってか、売上のおよそ25%は5年以内にローンチした製品が占めています。

一つの金の成る製品を長期的な収益源とするヘルスケア業界において、かなり驚異的な数値と言えます。

徹底的な成果主義的な開発姿勢が売れる商品を作り、マーケットが成熟する頃にはトップシェアを握り、その利益を源泉として研究費用に莫大な資金を投入する。

この好循環がJNJのビジネスモデルと言えるでしょう。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの弱み

【JNJの弱み】

  • セグメントの偏り
  • 不当なキックバックの発覚

セグメントの偏り

既述のとおり、JNJは売上の過半数を医薬品事業に依存しています。

医薬品は安定したマーケットとは言われていますが、それでも一つのセグメントに売上の55%を依存しているのは経営的に良くありません。

他業種への進出や既存の2事業の強化に向けて、どのような投資を行うのか注目する必要があります。

不当なキックバックの発覚

医薬品は病院や医師に認められて初めて使用されるものですが、JNJは同社の処方箋を優先的扱ってもらえるように、医者にキックバック(金銭的な見返り)を与えていたことが度々発覚しています。

参考:J&J offered doctors free services and profit-making advice to boost Remicade scripts: whistleblower suit

業界のタブーを行っていたと発覚され、信用を失墜させたことが過去何度かあるので、同社のコンプライアンス体制にも留意する必要があるでしょう。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの大株主

株主報告日比率%
Vanguard Group, Inc. (The)Sep 29, 20218.87%
Blackrock Inc.Sep 29, 20217.41%
State Street CorporationSep 29, 20215.40%
Geode Capital Management, LLCSep 29, 20211.65%
Northern Trust CorporationSep 29, 20211.33%
Wellington Management Group, LLPSep 29, 20211.23%
Bank Of New York Mellon CorporationSep 29, 20211.21%
State Farm Mutual Automobile Insurance CoSep 29, 20211.20%
Bank of America CorporationSep 29, 20211.18%
Norges Bank Investment ManagementDec 30, 20201.05%
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次