【証券アナリスト】経済の勉強法と参考書を合格者が解説

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証券アナリスト経済科目の勉強法と参考書
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対象年代20〜50代20~50代20~50代20代後半~40代前半20~50代20~30代20~50代20代
得意業界全業種・全職種営業、コンサル、ITマネジメント、専門職IT、Web金融、コンサル全業界技術職、営業ハイクラス
サポート内容書類添削・面接対策
担当アドバイザー
個別ミーティングレジュメ添削
面接対策
キャリア相談
面接対策・書類添削
面接対策履歴書・ESの添削
転職手続きの代行
履歴書・職務経歴書の添削
面接トレーニング
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金融業界で最も活用できる資格として有名な証券アナリスト(CMA)

金融業界でも強く支持されているにも関わらず、勉強法やおすすめの教材について発信しているサイトは多くありません。

そこで今回は、証券アナリスト経済科目の勉強法とおすすめの教材について発信していきます!

証券アナリストの学習内容や難易度について知りたい方は、下記の記事を併せてご参考ください。

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目次

証券アナリスト経済科目の難易度

経済科目は証券アナリストで1番簡単

証券アナリスト試験科目のなかで、もっとも教養的な科目が「経済」だと言われています。

経済で学習するミクロ経済・マクロ経済や市場分析では、消費者行動や企業行動を読み解く知識や、一国の財政・金融政策について批判的な眼を養うことができます。

比較的簡単かつ教養的な科目なので、3科目なかで最も取り組みやすい科目だと言えるでしょう。

はじめに、経済をまだ学習していない方のために、私が勉強してみて感じた経済科目の印象をお伝えします。

計算より暗記が重要

経済は試験範囲が財務分析や証券分析と比較しても狭いですし、計算問題もそれほど多く出題されません。

暗記する内容が多い科目なので、文系出身者には取り組みやすい科目と言えます。

少ないながら計算問題も出題されますが、中学時代に数学Aで驚異の2点を叩き出した数弱の私でも対応できたレベルなのでご安心ください。

相場の知識が役に立つ

金融人であれば日々株式相場や為替相場について勉強していると思いますが、この勉強が経済科目では活かされます。

財政・金融政策の影響や為替レートの計算問題が出題されるので、金融パーソン(特に証券)であればスムーズにインプットが完了するでしょう。

証券アナリスト経済科目の勉強法

次に、証券アナリスト経済科目の勉強法をお伝えしていきます。

経済の勉強法は、独学か資格スクールの講座を受講するかの2択になりますが、それぞれのポイントをお伝えします。独学の具体的な勉強法は後述します。

独学での勉強法

経済では学習する量は他2科目と比べて少なく、独学で十分だと考えています。

私が実践した勉強法は次の通りです。

【証アナ経済の勉強法】

  • テキストを軽く1周する
  • 問題集1周目で解説をインプットする
  • 問題集2周目で問題に取り組む
  • 過去問で計算問題に取り組む

また、次のような方は独学に向いていると思います。

  • 日頃から経済新聞を読んでいる方
  • 金融機関に所属している方
  • 暗記が得意な方

日頃から日経新聞などの経済ニュースを見聞きしている方であれば、経済科目で扱う用語には馴染みがあるはずです。

また、金融機関に所属している方であれば、普段読んでいるアナリストレポートで財政・金融政策やマーケットの動向についてインプットしているはずですから、余裕で読み進めることができるでしょう。

加えて、経済科目では暗記で対応できる項目が多いので、暗記が得意な方は独学で十分合格できると思います。

通信講座での勉強法

証券アナリスト学習者向けの通信講座を受講することも、人によっては有意義でしょう。

試験を確実に一発合格したい方や、一人での学習が不安な方であれば通信講座による勉強がおすすめです。

私が確認した限り、証券アナリスト講座を提供している資格スクールは「TAC」と「LEC」の大手2社のみです。

無料で資料請求できるので、講座の内容や受講料が自分に合っているか確認してみると良いでしょう。

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証券アナリスト経済の独学のコツ

次に、経済科目を独学で攻略するコツをお伝えします。先述した独学での勉強法の、より具体的な解説になります。

入門書を活用する

証券アナリストの経済科目で学習する内容はそこまで難しくありません。

個人的には財務分析や証券分析とは異なり、入門書は必要ないと思います。しかし、テキストを読んでも理解できない方や時間に余裕のある方は、経済学を学べる書籍で基礎知識を身につけるのも良いでしょう。

その後の学習がスムーズになります。急がば回れですね。 

過去問の解説をしっかり読む

後でご紹介するTACのテキストを使用するのであれば、協会が公表している過去問か、TACの過去問題集の解説からもインプットする必要があります。テキストだけでは不十分だからです。

過去問を上手く活用することが、合格に近づく重要なポイントだと断言できます。過去問から類似した問題が毎年出題されるので、過去問を攻略せずに試験合格は極めて難しいと言えるでしょう。

証券アナリスト経済におすすめの参考書

次に、証券アナリスト経済対策のおすすめの参考書をご紹介します。

  • 入門書
  • テキスト
  • 問題集

の3つに分けてお伝えします。

入門書は『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』

経済学や金融市場に全く馴染みのない初学者の場合、試験向けの教材に取り掛かる前に入門書を読んでおいた方がいいでしょう。

入門書としては『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』をおすすめします。

ミクロ経済・マクロ経済について一通り学習できますし、専門用語には必ず意味と例が示されているのでスラスラ読み進めることができます。入門書として最適です。

【おすすめの理由】

  • 経済学を肌で感じることができる具体例が豊富
  • 高校生でも理解できる内容でありながら、幅広い経済分野を学習可能
  • 受給や競争原理など、経済学の重要な概念を詳細に解説している
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テキストは『証券アナリスト1次対策総まとめテキスト』

試験向けのテキストとしては、ど定番ですがTACのテキストがおすすめです。

試験範囲のほとんどをカバーしているため、入門書が必要ない方はこの一冊でインプットが済みます。

【TACのテキストがおすすめの理由】

  • 試験範囲が網羅されている
  • 試験攻略を意識した構成になっている
  • つまずきやすい確率・統計分野も解説が丁寧

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問題集は『証券アナリスト1次試験過去問題集』

問題集もTACの『証券アナリスト1次試験過去問題集』を強くおすすめします。受験生の9割はおそらくこの問題集を使用しているのではないでしょうか。

証アナを受けた証券会社時代の同期は全員使用していました。

【TACの問題集をおすすめする理由】

  • 問題数が豊富で十分な演習量を積める
  • 過去問から出題されるので実践力が付く
  • 最悪解説だけでもインプットすれば試験は合格できる(経験談)

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証券アナリスト経済科目の勉強時間

日本証券アナリスト協会のデータで見る勉強時間

証券アナリスト資格試験を運営している日本証券アナリスト協会は、2022年より詳細な合格者データを公表しています。

そのなかで、「全科目の合格達成までにどのくらい学習しましたか?」という質問対する回答を見ることで、自ずと経済科目の勉強時間を割り出すことができます。

回答者のおよそ60%が100〜300時間ですから、単純計算200時間を3科目合計の勉強時間に費やした人が多いことがわかります。

3科目で200時間ですから、1科目あたり60〜70時間ほどになります。経済科目は他科目より覚える項目が少ないので、実際の勉強時間は40〜60時間とする方が多いでしょう。

経験的な勉強時間

私と証券会社時代の同期3名の合計4人の勉強時間は以下のとおりです。

  • 入門書や数学書を必要としない場合:45〜60時間
  • 入門書や数学書を必要とする場合:55〜70時間

私と同期2名は大学時代から金融が好きだったり、証券パーソンでもインプットが好きな部類だったので比較的少ない時間で対応できました。

一方で同機の中で1名だけ経済・金融に全く馴染みのない子がいて、その子は既述した入門書も読破していたので、65時間ほど勉強したそうです。

スタート時点の知識量によって多少変動しますが、証券アナリスト経済科目に必要な勉強時間は50〜70時間だと認識すれば良いでしょう。

経済科目の証券実務での使い方

マーケットを動かす経済指標についての理解が深まります。GDPや貿易収支の中身までチェックできるようになり、財政・金融政策についての知識も深まりました。
日経新聞や調査部門のレポートをより深く読み込めるようになったことで、他社の営業マンと差別化が図れたと思います。

実際上司やクライアントに「よく勉強しているな」と言われるようになりました。

リサーチでは、各種経済指標の構成要素(GDPなら個人消費や政府支出など)まで調べ、さらにその変動要因を(増税の個人消費にもたらす影響など)分析します。
証券アナリストの経済科目では上記を勉強しますから、リサーチ業務に役立っていると感じていますね。
ただ、取得はマストではないです。
それでも学生の間や長期休暇で学習しておくことは、金融業界にいる限りは有意義です。経済と無縁になれない業界ですからね。

まとめ

今回は証券アナリスト経済科目の勉強法やおすすめの参考書について発信しました。

証券アナリストは金融キャリアにおいて、実務にも活用できて、かつ転職でも大いに役立つ資格であるため、取得して絶対に損のない資格です。

証券アナリスト資格の有用性について発信している記事もあるので、併せてご参考ください。

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