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【最新版】ヒューリックの事業内容・強みと弱み・平均年収を解説

この記事では、大手デベロッパーのヒューリックの事業内容・強みと弱み・平均年収等をお伝えしていきます。

ヒューリックをはじめとするデベロッパー業界に興味のある方は、是非ご参考ください。

ヒューリックとは

ヒューリックとは、芙蓉グループの大手デベロッパーです。みずほグループとの関係が強いことでも知られています。

銀座・渋谷エリアに数多くのオフィスビルを保有しており、特に不動産賃貸分野で高いプレゼンスを誇っています。

会社名ヒューリック株式会社
代表者前田 隆也(代表取締役社長)
所在地東京都中央区日本橋大伝馬町7番3号
社員数189名(2021年12月)
会社HPhttps://www.hulic.co.jp/

ヒューリックの事業内容

ヒューリックの事業内容は次のとおりです。

【ヒューリックの事業内容】

  • 不動産賃貸事業
  • 開発・建替事業
  • CRE事業
  • バリューアッド事業
  • 4K事業

不動産賃貸事業

不動産賃貸事業は、東京23区を中心に保有・管理する物件を貸し出すことで収益を得るビジネスです。

ヒューリックの特徴としては、都心で駅近の高収益物件に集中して投資しているところであり、都心23区内に約75%以上の物件が集中しているため、安定して高い水準の家賃収入を得ることができます。

不動産の取得、運用、開発、建替を丸々実行することで、事業会社向けの物件を中心としたポートフォリオでも低い空室率を保っています。

出典:ヒューリック|統合報告書2022

物件の付加価値を最大限まで高めることで、同じ貸出面積でも高い賃料を設定することができます。それでも圧倒的に空室率が低いのですから、ヒューリックの物件の人気の高さが伺えます。

開発・建替事業

開発・建替事業では、容積率を最大限に活用し立地に適した建替を計画的に実行し、賃料収入の増強を目指していきます。

ヒューリックが培ってきたノウハウを集結させ、新規の物件取得・開発・売却を通じた付加価値創出の実現を目指しいきます。

また、国が保有する不動産の有効活用支援(PPP事業)も行っており、これまで数多くの有名物件の運営を支援した実績があります。

PPP事業とは?

PPP(Public Private Partnership)事業とは、国・自治体が保有する不動産(公的不動産)について、官と民が連携・協力しながら、効率的な活用・運用を目指す事業。ヒューリックはPPP事業のトップランナーとして、「都心における豊富な開発実績」と「安定した事業基盤」を生かし、公的不動産の効率的な活用・運用をサポートしています。

出典:ヒューリック|統合報告書2022

【PPP事業の実績例】

  • 奈良県養徳学舎
  • 芝浦水再生センター
  • 北海道東京事務所
  • 京都市元立誠小学校
  • 奈良県高畑町裁判所

CRE事業

CRE事業とは、Corporate Real Estateの略であり、法人顧客が保有する不動産の有効活用を支援する事業です。

主に提案するソリューションは次のとおりです。

セル&リースバックお客様の不動産を購入し、賃貸に回す
建替サポート建替、リーシング等を代行
共同開発・投資不動産所有リスク、資金負担を共同分担
バリューアップ支援リニューアルによるバリューアップ
土地賃借土地を借り上げて地代を支払う
ウェアハウジング不動産の先行取得を行い取得時期を調整

バリューアッド事業

バリューアッド事業とは、ニューアルやリノベーション、コンバージョンを行うことで物件の価値を最大限に高めることを目指すします。

経年劣化する建物のポテンシャルを顕在化させ、機能やデザインを改善させることで収益性を高めていきます。

リニューアル建物のデザイン・仕様を時代とマーケットにあったものへと一新
コンバージョン時代に合った最適な用途・建物形態に変更
遵法性、耐震性の回復竣工以降の経年の中で抱えた遵法性や耐震性の課題を是正
リテナントターゲット層にとって最適なオペレーターやテナントへ変更

4Kビジネス事業

4Kビジネス事業とは、次の4つの事業を指しています。

【4Kビジネス事業】

  1. 高齢者ビジネス
  2. 観光ビジネス
  3. 環境ビジネス
  4. 子供ビジネス

それぞれの具体的な事業内容は次の通りです。

高齢者ビジネス高齢者施設の供給スマートシニアハウジングの開発医療関連施設への投資
観光ビジネスホテル・旅館の開発・運営ホテル投資
環境ビジネス太陽光発電設備の供給耐火木造建築ビルの開発
子供ビジネス未定(リソー教育、キッズスマイルHDと業務提携)

デベロッパーをはじめとする不動産業界の動向や不動産業務をより深く知りたい方は、下記の書籍がおすすめです。

業界や実務について体系的に解説されています。

ヒューリックの強み

ヒューリックの強みと弱みを見ていきましょう。

強みから見ていきましょう。

資金力が高い

ヒューリックは芙蓉グループの企業ということもあり、高い資金力が強みとして挙げられます。

銀座エリアや渋谷エリアの高級物件を取得して、付加価値を高めて売却する。このような莫大な買収資金を必要とするビジネスを展開できるのは、ヒューリックの高い資金力があってこそです。

健全な財務基盤を有するため投資家からの評価も高く、低い金利で資金調達できる体制を構築しています。

  • 収益力の高い物件を貸し出す
  • 安定的な収益源により財務基盤が強固になる
  • 盤石な財務基盤が資金調達のハードルを下げる
  • 調達した資金で高収益物件を開発する

1〜4を繰り返すことで、安全性と効率性の2つを同時に追求できる盤石なビジネスモデルを実現できています。

その証左に、デベロッパーの中でも高い自己資本比率とROE、低いネットD/Eレジオと有利子負債/EBITDA倍率を誇っています。

出典:ヒューリック|2021年12月期 決算説明資料

社員の生産性が高い

社員の生産性の高さも、ヒューリックの強みの一つです。

ヒューリックは他の大手デベロッパーと比較すると社員数が圧倒的に少ないことで有名であり、新卒採用人数を10人未満とする年もあるほどです。

相当厳選された人材のみが入社しているので、社員一人当たりの生産性は平均年収の高さにも反映されています。(平均年収については後述します)

ヒューリックの弱み

不動産事業に依存している

ヒューリックの弱みとしては、不動産事業に依存している経営体質が挙げられます。

下の資料は2021年12月期の決算資料に記載されている「セグメント別収益」ですが、不動産事業で90%以上の収益を生んでいることが分かります。

先述した4Kビジネス事業にもあるように、ヒューリックは事業拡大に積極的に取り組んでいるので、今後は不動産事業への依存度は弱まるでしょう。

新規事業への展開力が弱い

新規事業への展開力の弱さも、ヒューリックの弱みとして挙げられます。

現状事業拡大をしているとは言え、スピード感は遅いので、事業が育たないことが長年の課題として認識されています。

社員が少ないので新規事業に人員を割けない、かといって新規事業にリソースを割くと個人の収益性が弱まる。難しい局面に立っていると言えます。

また、競合である三井不動産や三菱地所には海外事業がありますが、ヒューリックにはありません。

人口動態的に不動産市場は海外の方が成長性が見込まれるので、海外展開も長期的な課題と言えるでしょう。

三井不動産と三菱地所について詳しく解説しているもあるので、併せてご参考ください。

ヒューリックの平均年収

次に、ヒューリックの平均年収を見ていきましょう。

今回はヒューリックが公表している有価証券報告書、及び口コミサイトに記載されている平均年収を参考にしています。

有価証券報告書でみる平均年収

ヒューリックが公表している有価証券報告書に平均年収の記載があります。

【ヒューリックの平均年収(有報)】

  • 平均年収:18,032,877円
  • 平均勤続年数:6年2ヶ月
  • 平均年齢:39.6歳

引用元:ヒューリック|有価証券報告書2022

ヒューリックの平均年収は1,800万円強です。他の大手デベロッパーと比較しても、頭ひとつ抜けています。

口コミサイトでみる平均年収

次に、口コミサイトのOpenWorkでヒューリックの平均年収をみてみましょう。

【ヒューリックの平均年収(口コミ)】

回答者の平均年収:950万円

引用元:openwork(2022年9月20日)

有報の年収より低いですが、回答者の多くが若手だと踏まえると納得できる値だと思います。それでも高水準ですが…

年収・賞与について

年収に占める賞与の割合が⾼い可処分所得への影響という意味では、独⾝寮が無料であることが特徴。社内のカフェも無料で利⽤でき、朝⾷と昼⾷も無料で利⽤できる。

給与⾯について不満をもつ社員はいない位満⾜出来る給与です。ただし、同じ新卒⼊社であっても年齢によって昇格のタイミングが異なる場合があります。

新卒社員は10年程度横並びで昇級・昇格している。個⼈のパフォーマンスはほとんど影響しない。収⼊に関してはベースよりもボーナスに偏っており、若⼿に関しては40%前後をボーナスが締めている。部署によってボーナスに若⼲の差があるが⼤きな差はない。

ヒューリックの新卒採用

ヒューリックの新卒採用情報をお伝えします。

デベロッパーを目指す学生さんはご参考ください。

募集職種

総合職:開発プロジェクトのプランニングから建築監理までのデベロッパー業務、および不動産賃貸事業に付随する業務

採用フロー

【ヒューリックの採用フロー】

  • ES提出
  • 書類選考
  • 適性検査
  • 個人面接
  • 適性検査2回目
  • 内々定

初任給と福利厚生

【ヒューリックの初任給】

  • 大卒:255,000円
  • 修了:290,000円
生活関連制度独身寮、住宅ローン利子補給制度、保養寮
休暇関連制度育児・介護休暇、産前産後休暇、特別休暇
資産関連制度財形貯蓄制度、持株会、退職一時金

学歴フィルター

ヒューリックは難関企業であるため、学歴フィルターは確かに存在ます。

旧帝大学、早慶、大学院生が内定を獲得するケースが多いです。

しかし、日本大学や明治学院大学など難関大学以外からの採用実績もあることから、非高学歴でも挑戦することは十分可能です。

先述した就活サービスを利用するなどして、徹底的に対策していきましょう。

ヒューリックへの転職

ヒューリックのキャリア採用情報をお伝えします。

デベロッパーへの転職を検討している方はご参考ください。

中途採用での募集職種

ヒューリックは、2022年9月時点において下記のポジションを募集しています。

アクイジション不動産又は不動産信託受益権の売買、運用
開発事業再開発事業をはじめ、建て替え事業、共同事業や大型複合開発の推進
クロージング事務不動産や受益権の売買等に関するクロージング事務全般

転職サービスを通して様々なポジションを通年で募集しているため、ヒューリックをはじめとするデベロッパーを目指す方は転職サービスを利用すると良いでしょう。

有利になる資格

ヒューリックへ転職するにあたって有利になる資格は次の通りです。

資格名有利になる理由
宅地建物取引士不動産取引の知識が身に付く。半強制的に取得する必要がある。
再開発プランナー都市再開発に関する知識が身に付く。国内唯一のデベ向け資格。
不動産証券化協会認定マスター不動産投資に関する知識が身に付く。運用業務で有利になる。
証券アナリスト投資実務に必要な知識が身に付く。運用業務で活かせる。
↑リンク先で各資格の勉強法や活用法に関する記事をチェックできます。

転職した人の評判

不動産業界でもかなり大きなプロジェクトに携われるので、やりがいはあります。都心の物件を扱うことが多いので、自分の仕事の成果物を目にできる。意外に嬉しいものですよ。精密な分析力やスキーム構築力はもちろん、様々なステークホルダーを巻き込む社交性も要求されるので、社会人として大きく成長することができます。

女性向けの福利厚生制度が充実しています。育休産休は当たり前に取得できますし、子供と一緒に出勤して社内の保育所に預けることもできます。

ワークライフバランスは非常に整備されています。休日出勤はほとんどないですし、有給の取得率は毎年70%を超えています。仕事のオンオフがはっきりしている会社です。仕事を優先したい方、プライベートを優先したい方向けの職種もあるので、社員のライフプランに柔軟に対応する姿勢が受け取れます。

まとめ

ここまでヒューリックの事業内容・強みと弱み・平均年収などをお伝えしました。

収益性の高い物件を数多く保有しているヒューリックは、生産性を社員に求めると同時に、給料にもその成果を反映させているやりがいのある会社です。不動産キャリアを形成する会社としておすすめです。

ヒューリックをはじめとするデベロッパーへの転職を考えている方は、「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。

大手デベロッパーの求人数、転職サポートが充実しています。

ヒューリックのニュース

最後に、ヒューリックに関する直近の重要なニュースをまとめております。

GPIFが運用対象とする5つのESG指数の構成銘柄に継続採用

当社は、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資の指標となる「FTSE Blossom Japan Index」、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」、「MSCI ジャパン ESG セレクト・リーダーズ指数」「MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)」および「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」の5つのESG指数の構成銘柄として継続採用されましたのでお知らせいたします。これら5指数は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が ESG投資を行うためのベンチマークとして採用されています。

引用元:ヒューリック(2022年7月28日)

2022年8月「HULIC SQUARE SAPPORO」先行オープン

ヒューリック株式会社は、北海道札幌市に保有する「ヒューリック札幌 NORTH33 ビル」「ヒューリック札幌ビル」の隣接する2物件を、それぞれⅠ期工事・Ⅱ期工事として段階的に建て替え、一棟の大型複合施設「HULIC SQUARESAPPORO(ヒューリックスクエア札幌)」とする計画を進めています。Ⅱ期を含めた施設全体の完成は2025年6月を予定していますが、今般、2022年8月にⅠ期工事が完了し先行オープンすることとなりましたので、お知らせいたします。

引用元:ヒューリック(2022年7月20日)

温室効果ガス排出量削減目標にSBTの認定取得

当社は、2021年11月に策定した温室効果ガス排出量削減目標の中期目標に関し、国際的な気候変動イニシアティブである SBTi(The Science Based Targets initiative)より、SBT(sciencebased targets)の認定を取得しましたのでお知らせいたします。Scope1とScope2のSBT削減目標については、パリ協定に合致した最も野心的な水準である1.5℃目標であり、またScope3については、SBTiのサプライチェーン削減目標の基準に即したベストプラクティスに準じていると認定されました。

引用元:ヒューリック(2022年6月1日)
  • 執筆者
  • 執筆者のプロフィール
MY OPTION編集部

資産×キャリア形成メディア「MY OPTION」編集部です。 大手証券会社、総合商社、メガバンク出身者などで構成されています。

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