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【最新版】SMBC日興証券の業務内容・強みと弱み・平均年収を解説

今回は、国内3位の証券会社であるSMBC日興証券の業務内容・強みと弱み・平均年収について発信していきます。

証券業界に興味のある方はご参考ください。

SMBC日興証券とは

SMBC日興証券とは、大手金融グループの三井住友フィナンシャルグループ(証券コード:8316)の子会社であり、同グループの証券業務を担っている証券会社です。

出典:三井住友フィナンシャルグループ|グループ概要
会社名SMBC日興証券株式会社
代表者近藤 雄一郎(代表取締役社長)
所在地東京都千代田区丸の内1-5-1
社員数9,440名(2022年6月30日現在)
会社HPhttps://www.smbcnikko.co.jp/

SMBC日興証券の業務内容

次に、SMBC日興証券の業務内容を見ていきます。

【SMBC日興証券の業務内容】

  • リテール業務
  • インベストメント・バンキング業務
  • グローバル・マーケッツ業務
  • クオンツ業務
  • システム業務

それぞれ見ていきましょう。

リテール業務

リテール業務では、個人・法人顧客に向けて資産運用コンサルティングを行っています。

SMBC日興証券のリテール営業では、「ベスト・プロダクト・ポリシー」の理念のもと、顧客に最適な提案を行っています。

ベスト・プロダクト・ポリシー:SMBC日興証券の商品開発・提供における基本方針。「常にお客さまの利益を第一に考え、世界中から最高の金融商品を取り揃えて提供する」という考え方。

引用元:SMBC日興証券|リテール
出典:SMBC日興証券|リテール

また、ターゲット層によってリテール業務は次のように分類されています。

FC個人富裕層や未上場企業に対し、資産運用のコンサルティングを行う
PB上場企業オーナーや資産管理会社に対し、各種金融ソリューションを提供
公益法人財団法人や社団法人に対し、資産管理や事務効率化サービスを提供

インベストメント・バンキング業務

インベストメント・バンキング業務では、資金調達やM&Aをはじめとする金融サービスを提供します。

インベストメント・バンキング業務は、担当する企業や業務によって次のように分類されます。

カバレッジ経営・財務戦略に関する提案活動から案件執行までトータルサービスを提供
M&AアドバイザリーM&A全般におけるアドバイザリー業務を行う
資金調達ニーズ・マーケットに適した資金調達手法の提案とプロダクトを組成
企業公開各市場上場への上場に向けた助言、IPO時の資金調達実務を担当

グローバル・マーケッツ業務

グローバル・マーケッツ業務では、マーケット情報について高度な分析を行い、国内外の多様な機関投資家に対して最適な商品および、有益なマーケット情報を提供します。

出典:SMBC日興証券|グローバル・マーケッツ

野村證券や大和証券ではマーケッツ業務とリサーチ業務をそれぞれ独立させていますが、SMBC日興証券は同じ部門の中で連携させています。

グローバル・マーケッツ業務ではトレーダー、セールス、リサーチの連携が必要不可欠なので、一括りにしている点は良い配置だと思います。

グローバル・マーケッツ業務は、担当する業務によって次のように分類されます。

セールス&トレーディング機関投資家に向けて、情報提供や売買執行、マーケット・メイクを行う
商品開発金融取引から派生したデリバティブ商品の開発、提供
リサーチ・調査金融市場に関する調査・レポートの発行を通じて投資家に情報提供

クオンツ業務

クオンツ業務では、高度な数理・情報科学の知識や最先端のテクノロジーを駆使し、社内の様々な部門へ適切なソリューションを提供します。

出典:SMBC日興証券|クオンツ

クオンツ業務は、担当する業務によって次のように分類されます。

モデル開発トレーダーと議論しながら、新しいモデルの開発・改良を行う
システム開発マニュアル業務をシステム化させ、トレーディングやリスク管理業務の効率化を推進
リスク管理使用される時価評価モデルを検証し、その適切性を担保する

システム業務

システム業務では、SMBC日興証券のビジネスに欠かせない情報システムの開発やバージョンアップ、セキュリティ対策を行っています。

クオンツ業務とシステム業務は似ていると感じますが、クオンツ業務はトレードモデルやリスク管理システムの開発などトレーダー向けシステムを開発しているのに対して、システム業務では営業店の発注システムや顧客管理システムなど会社全般向けのシステムを開発しています。

システム業務は、担当するフェーズ(業務)によって次のように分類されます。

システム開発サービス導入に伴うシステム開発や、各種取引のシステムインフラを構築
システム保守・運用日々攻撃状況の監視を行うとともに継続的なセキュリティ強化策を推進

SMBC日興証券の強み

次に、SMBC日興証券の強みと弱みをお伝えしました。

強みから見ていきましょう。

三井住友銀行との連携力

SMBC日興証券の強みとして真っ先に思い浮かぶのは、三井住友銀行との連携力です

出典:SMBC日興証券|2020年決算説明資料

SMBC日興証券は、資産運用業務と投資銀行業務において、三井住友銀行の顧客を取り入れています。年々連携力が増していますね。

聞けば中堅以上は新規開拓は行わず、銀行からの紹介で予算を回すみたいですね。独立系の野村證券や大和証券は羨ましく思っているでしょうね。

ホールセール部門の収益力

SMBC日興証券のホールセール部門は、国内屈指のプレゼンスを誇っています。

SMBC日興証券の営業力と、三井住友銀行のリーチが上手く連携していることが要因でしょう。

出典:SMBC日興証券|2022年決算説明資料

IPO支援から上場企業オーナーの資産運用を一つのグループで担当できるのですから、金融ビジネスとしてはとても上手く機能していると言えます。

北米を中心とした海外へのアプローチ力

SMBC日興証券は、米有力投資銀行であるジェフリーズやシティグループと提携しており、北米地域のプライマリー市場では一定のプレゼンスを誇っています。

出典:SMBC日興証券|2022年決算説明資料

SMBCグループとして世界の主要国に拠点を置くだけでなく、地域の有力金融機関と戦略に提携することで、早期のマーケットシェア獲得を目指しています。

SMBC日興証券の弱み

新ビジネスへの対応力

SMBC日興証券の弱みは機動力の低さにあると思います。野村證券や大和証券が積極的に異業種と連携している中で、同社は特段大きな動きはしていません。

今は大きなプレゼンスを誇るSMBC日興証券も、スマホ投資などが普及してくると、影響力はどんどん低下していく恐れがあります。

北米以外の海外マーケット

同社は日本国内のマーケットに注力しているため、北米以外の海外展開にあまり積極性を感じません。

また、北米と言ってもリーマン・ブラザーズの人材を引き継いだ野村(アジア部門だけですが)や、モルガン・スタンレーと合弁している三菱UFJモルガン・スタンレー証券と比べて、世界を相手に戦う戦略をとっていません。

国内金融マーケットが縮小している中で、海外事業の弱さは同社の弱みと言えるでしょう。

SMBC日興証券の平均年収

次に、SMBC日興証券の平均年収を見ていきましょう。

損益計算書でみる平均年収

SMBC日興証券は上場していないので、SMBC日興証券単体の有価証券報告書は確認することができませんでした。

今回は、SMBC日興証券が公表している損益計算書の人件費を社員数で割ることで、平均年収を算出しました。

【SMBC日興証券の平均年収(PL)】

  • 年間人件費:111,427百万円
  • 社員数:9,262人
  • 平均年収:12,030,554円

引用元:SMBC日興証券|業務及び財産の状況に関する説明書(2022年)

単純計算ではありますが、SMBC日興証券の平均年収は1,203万円だと分かります。大手証券としては妥当な水準ではないでしょうか。

口コミサイトでみる平均年収

大手口コミサイトのOpenWorkでも平均年収を確認してみましょう。

【SMBC日興証券の平均年収(口コミ)】

平均年収:701万円

参考:OpenWork(2022/8/30)

SMBC日興証券の平均年収は口コミベースで700万円強です。情報提供者の多くが若手・中堅であることを踏まえると、納得できる水準です。

年齢別の平均年収

SMBC日興証券年齢別の平均年収
年齢年収範囲平均年収
25歳356〜755万円518万円
30歳518〜1,099万円755万円
35歳577〜1,223万円840万円
40歳600〜1,272万円873万円
45歳650〜1,379万円947万円
50歳748〜1,586万円1,089万円
55歳847〜1,796万円1,233万円
引用元:openwork(2022年8月30日)

評価体系・賞与について

全国型である⼀定の職級までは家賃の7割ほどを会社が負担してくれるので、源泉徴収の額+80万円くらいの⽣活⽔準になる。あとはボーナスで100万ほど上下する可能性あり。ある⼀定の職級になると家賃⼿当はなくなるがベースが750万〜になり、ボーナスを普通にもらえれば1000万を超える。

成果主義だと⾔われるが、そもそも基本給が同年代と⽐較すると⾼い⽔準にある。相場や業績によってボーナスは変動する。若⼿社員のうちは営業成績が良くても悪くてもボーナスでそこまで⼤きな差は出ない。ボーナスは年1回。

在籍時は5年⽬までは⼀律に昇給していく形式。それ以降はクラス制度が採⽤されており、成績を残した者から昇給していく。年俸制に給料は変わるため、残業⼿当などは付きにくくなるが、その分ベースの給与が上がり、賞与の⾒返りは⼤きくなるように設定されている。

SMBC日興証券の新卒採用

SMBC日興証券の新卒採用情報をお伝えします。証券業界に興味のある就活生はご参考ください。

募集職種

  • 総合コース(オープン採用)
  • 総合コース(オープン採用)地域型
  • 総合コース(部門別採用)投資銀行、グローバル・マーケッツ、クオンツ、システム、コーポレート
  • 事務コース

採用フロー

【SMBC日興証券の採用フロー】

  1. ES提出
  2. WEBテストを受験
  3. 面接(複数回)
  4. 内々定

初任給・福利厚生

【SMBC日興証券の初任給】

  • 総合コース(オープン採用):28.7万円
  • 総合コース(オープン採用)地域型:26.7万円
  • 総合コース(部門別採用):28.7万円
  • 事務コース:22.3万円
休日完全週給2日制(土曜日・日曜日)、祝日、年末年始等
休暇年次有給休暇(半日単位)・慶弔休暇・リフレッシュ休暇等
休業産前産後の休業・育児休業・介護休業等
会社寮総合職の独身者が入居可。
住宅手当総合職の独身者・既婚者が利用可。最高7.5万円
従業員持株会企業が拠出金の給与控除や奨励金の支給などにより、従業員の自社株取得を容易にして財産形成を助成する制度
財形貯蓄制度企業が毎月の給与から一定額を天引きして金融機関に送金を行うことで、会社を通して貯蓄を行う制度
確定拠出年金制度(401k)事業主や加入者が掛金を拠出し、加入者自らがその資産を運用し、運用の成果により将来の年金受取額が決まる制度

SMBC日興証券への転職

次に、SMBC日興証券の転職採用情報をお伝えします。

中途採用での募集職種

2022年8月時点において、ホームページ上で中途採用で募集している職種はありません。

SMBC日興証券は「中途採用実績」を公表しており、例年正規雇用労働者の中途採用比率は10〜25%前後となっています。

出典:SMBC日興証券|中途採用実績

つまり、毎年200名前後を採用している同社であれば、20名ほど中途採用を受け入れていることになります。

実際には転職サービスを通じて募集しているケースがほとんどなので、キャリア採用を目指す方は証券会社に強い転職サービスを利用することが重要です。

有利になる資格

SMBC日興証券へ転職するにあたって有利になる資格は次の通りです。

資格名有利になる理由
証券アナリストあらゆる証券業務に必要な知識を体系的に学習できる。
米国証券アナリスト証券業務に必要な知識を英語で体系的に学習できるから
FP個人営業に必要な知識を広く・深く学習できるから
PB富裕層開拓に必要な実務的な知識を学習できるから

↑リンク先で各資格の勉強法や活用方法に関する記事をチェックできます!

従業員の評判

成果をしっかり給料に反映させる仕組みが整っているので、給料面で文句のある方は少ないでしょう。身近にまずいない大きな会社の社長とも情報交換できるので、物怖じしない姿勢や営業スキルは身につくと思います。

産休や育休は当然取得できます。今では女性でも出世しやすくなっている印象があるので、子育てとキャリアを両立させることが可能です。マーケット部門の外株担当や投資銀行部門では体力勝負な面もあるので、一部の部署では女性が少ないのも事実です。他の証券会社でも同じだと思いますが。

ワークライフバランスはまあまあと言った形でしょうか。会社の制度的に18時退社を目指していますが、部署や営業店によっては形骸化しているケースがあります。もちろんしっかり機能しているところが多数なので、仕事とプライベートのメリハリはつけやすいと思います。

まとめ

今回はSMBC日興証券の業務内容・強みと弱み・平均年収などを解説しました。

同社はメガバンクをグループに抱える大手証券として、幅広い金融事業を展開しています。リテール営業、投資銀行分野での国内トップクラスのプレゼンスを誇っており、学生から金融人にまで人気の証券会社です。

リテール営業、 投資銀行業務、リサーチ業務などの証券プロフェッショナルとして成長したい方、営業力で勝負したい方はSMBC日興証券への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

SMBC日興証券をはじめとする証券会社への転職に興味のある方は、【金融キャリアパス】がおすすめです。

金融業界出身のキャリアアドバイザーが、キャリア相談を承ります。

  • 執筆者
  • 執筆者のプロフィール
MY OPTION編集部

資産×キャリア形成メディア「MY OPTION」編集部です。 大手証券会社、総合商社、メガバンク出身者などで構成されています。

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