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【最新版】住友生命の業務内容・強みと弱み・平均年収を解説

今回は住友生命の業務内容・強みと弱み・平均年収をお伝えしていきます。

住友生命とは

住友生命とは、住友グループに属する生命保険会社です。

大手生保4社の一角であり、就活生にも人気の優良企業です。

会社名住友生命保険相互会社
代表者高田 幸徳(代表取締役社長)
所在地大阪府大阪市中央区城見1-4-35
社員数42,954名(2022年3月)
会社HPhttps://www.sumitomolife.co.jp/

住友生命の業務内容

住友生命の業務内容をみていきましょう。

主な業務内容は次の8つです。

【住友生命の業務内容】

  • リテール企画業務
  • リテール営業業務
  • ホールセール業務
  • 保険オペレーション業務
  • 資産運用業務
  • 代理店ビジネス業務
  • 海外事業業務
  • コーポレート業務

それぞれ詳しくみていきましょう。

リテール企画業務

リテール企画業務では、住友生命のマーケティング業務全般を担っています。具体的な業務内容は次の通りです。

  • 商品の開発
  • 全社販売戦略の企画・推進
  • CM・キャンペーンの企画・運営
  • 販売チャネル新規展開

非常に幅広いマーケティング業務に携わることができます。

リテール営業業務

リテール営業業務は、担当する業務によって次の3つのメンバーで構成されています。

営業職員保険を通じて顧客の生活向上に貢献する役割を担っており、コンサルティング営業やアフターサービスを行う
拠点事務営業職員への事務面でのサポートを行う
支部長営業拠点(支部・支社)の責任者として、業績管理や組織運営、営業職員の育成・指導、資金管理など、幅広い業務を行う

ホールセール業務

ホールセール業務では、企業や官公庁など法人顧客を対象に、団体保険や団体年金などの商品提案や、退職給付に関するコンサルティングサービスの展開、確定拠出年金等による新しい年金サービスを提案していきます。

提案する内容は保険商品にとどまらず、融資などの資金需要から不動産活用、テナント情報、社員サービス、ビジネスサポートまで提案していきます。

グループの営業商品と強みを理解した上での総合的な提案力が要求されます。

保険オペレーション業務

保険オペレーション業務では、契約の申込みから保険金・給付金の支払いまでを対応します。具体的な業務は次の通りです。

  • 保険に加入いただく際の「契約審査」
  • 契約の各種変更の受付やお問合せ対応などをサポートする「契約保全」
  • 顧客から受領する保険料の「収納」
  • 保険金・給付金等の「お支払い」

資産運用業務

資産運用業務では、厳格なリスク管理体制のもと、収益拡大を目指して資産運用を行っていきます。

CSRも含めたさまざまな観点からの投資判断に基づき、国内外の債券や株式、不動産への投資、企業への融資など、適切なバランスでの運用を行っていきます。

代理店ビジネス業務

代理店ビジネス業務では、代理店の販売担当者に対する商品レクチャーや教材づくり、販売支援ツール(募集資料)の開発、代理店向け各種プロモーション施策の企画立案・実行などが主な業務です。

海外事業業務

海外事業業務では、海外出資先企業との連携しながら、住友生命グループの海外事業全般を担っています。具体的な業務内容は次の通りです。

  • 海外出資先生保とのシナジーの発揮
  • 海外業務推考力の強化
  • 海外派遣候補者の計画的な人材育成

コーポレート業務

コーポレート業務では、全社の経営資源を管理・運営し、組織全体の業務を円滑に運営できるようサポートしていきます。いわゆるバックオフィス業務です。

リスク管理を担う保険数理のプロフェッショナルである「アクチュアリー」も、コーポレート部隊に配属されています。

保険業界の動向や、より深く保険業務について知りたい方はこちらがおすすめです。

業界動向をチェックしてみてはいかがでしょうか。

住友生命の強み

次に、住友生命の強みと弱みをお伝えしていきます。

強みからみていきましょう。

住友グループの顧客基盤

住友生命の強みとしては、住友グループの顧客基盤が挙げられます。

ストック収入型のビジネスモデルである保険業界では、いかに強固な顧客基盤を築けたかがものを言います。

住友グループの数多くの大企業が顧客となっているので、安定した収入が入る仕組みが出来上がっているのです。

出典:住友生命|統合報告書2022

先進的な商品開発力

先進的な商品開発力も、住友生命の強みと言えます。

各種保険商品を取り揃えることはもちろん、AppleWatchと連携した健康促進プログラムや、オンライン健康診断サービスを提供しています。

時代を先取りした革新的な商品を作り出しマーケティング力と商品開発力は、同社の大きな強みと言えます。

住友生命の弱み

海外事業の弱さ

住友生命の弱みとして、海外事業の弱さが挙げられます。

ライバル企業が海外事業の収益力を着実に高めている中で、住友生命は海外ビジネスにあまり積極的な印象を受けません。

現に、2021年度の決算資料を見ても、海外事業の基礎利益は全体の10%前後にすぎません。

出典:住友生命|2021年度決算説明用資料

国内の保険市場が弱まっていくことが予想されている中で、海外事業の弱さは中長期的に大きな問題となるでしょう。

生命保険市場の縮小

住友生命の弱みとしては、保険業界の構造的問題が挙げられます。

国内の人口は減少傾向にあり、生命保険への需要は年々弱まっていくでしょう。また、マイナス金利の導入により資産運用業務では収益を生み出しづらくなっていることを加えると、まさに構造的にピンチな状況になっています。

短期的にはすぐに問題は表面化しないでしょうが、市場縮小のダメージは大手ほど受けるので、業界大手の住友生命の体力は年々削られていくことが予想されます。

住友生命の平均年収

次に、住友生命の平均年収についてみていきます。

今回は住友生命が公表している年収例と、及び口コミサイトに記載されている年収を参考にしています。

公表されている平均年収例

住友生命は非上場企業なので、平均年収を決算書類等で公表していません。

その代わり、企業サイトに年収例に関する記載があるので、一つの参考になると思います。

出典:住友生命|キャリアプラン・評価制度について

この給与モデルを参考にする限りは、1年〜6年目でも460〜730万円の年収が期待できるので、中堅や管理職を含めると平均年収は800〜1,000万円ぐらいになりそうです。

口コミサイトでみる平均年収

【住友生命の平均年収(口コミ)】

平均年収:435万円

引用元:OpenWork(2022年9月12日)

年齢別の平均年収

住友生命の年齢別の平均年収
推定年収範囲推定平均年収
25歳200〜579万円340万円
30歳254〜735万円432万円
35歳279〜806万円474万円
40歳265〜765万円450万円
45歳237〜684万円402万円
50歳235〜679万円399万円
55歳330〜953万円560万円
引用元:OpenWork(2022年9月12日)

評価体系・賞与について

ボーナスは他の業界よりも少なめ。歩合制なので、⽉60万の時もあれば⽉20万のときもあります。対⼈の仕事なので⾃分がどれだけ給料維持したくても波が出てきます。

その⽉のインセンティブは次の給料に即反映される為そこはすごいよかった私のところでは企業の契約が決まってインセンティブだけで300万ほどもらっている⼈もいた。

期初に所属⻑と⽬標を擦り合わせて、それの達成度で評価。加えて、労働時間の⼤⼩の評価が加わる。若⼿の間は基本年功序列であるため、先輩から昇格していく。管理職になると昇格する⼈と上がらない⼈の差が顕著に。

住友生命の新卒採用

住友生命の新卒採用事情についてみていきます。新卒で住友生命を目指す学生はご活用ください。

職務内容

総合キャリア職幅広い視点と高度な専門性で会社全体を捉えた業務遂行が求められる職種
ビジネスキャリア職確かな知識と高い対人対応力でお客さまサービス業務の中心的役割を担うことが求められる職種
総合営業職高度なコンサルティングスキルを活かした業務遂行が求められる職種

採用フロー

【住友生命の採用フロー】

  1. ES提出
  2. Webテスト
  3. 面接(個人/グループ)
  4. 内内定

初任給・福利厚生

【住友生命の初任給】

  • 総合キャリア職:210,000円
  • ビジネスキャリア職:186,100円
  • 総合営業職:230,000円
生活関連制度社宅制度、独身寮、社内融資制度
休暇関連制度年次有給休暇、リフレッシュ休暇、出産・育児休暇、介護休業
資産関連制度退職一時金制度、企業年金制度、財形貯蓄制度、持株会制度

住友生命への転職

次に、住友生命への転職を目指す方に向けて、同社のキャリア採用情報をお伝えします。

中途採用での募集職種

  • スミセイ・ライフデザイナー
  • コンサルティング・ディレクター
  • コンサルティング・アドバイザー
  • ファイナンシャル・プランニング・デザイナー

有利になる資格

住友生命へ転職するにあたって有利になる資格は次の通りです。

資格名有利になる理由
生命保険募集人生命保険を扱う上で必携の資格だから
ファイナンシャル・プランナー個人営業を行う上で必要な知識を会得出来るから
証券アナリスト資産運用業務で欠かせない知識が会得出来るから
アクチュアリー保険や年金を仕組みから理解できるようになるから
↑リンク先で各資格の勉強法や活用法に関する記事をチェックできます。

転職した人の評判

大きな組織の一員として働くことにやりがいを感じる方には向いています。一方で、自分で仕事を作ってスキルを高めていきたい人には向いていないでしょう。
研修や勉強の環境は整っているので、社内のリソースを活用して成長できる体制ではあります。あとはどれだけ自分を律してやり切れるかですね。保険業界は自己研鑽が生命です。

育児休暇、介護休暇、有給休暇は当たり前に取得できます。女性の管理職も増えているので、キャリアとプライベートを両立させることができます。
しかし、女性だからとノルマが少なくなるはずもないので、営業力がないと収入も立場も低いままになってしまいます。

ワークライフバランスは部署によりますね。休みはしっかりあるので良いのですが、休日出勤等を余儀なくされる部署もあるので、休まらない人もいるでしょう。

住友生命をはじめとする保険業界への転職に興味のある方は、次の転職サービスをおすすめします。

サービス名おすすめの理由
マイナビ転職エージェントサーチ
・総合商社などの求人数が業界最多
・商社/専門商社に強い転職支援サービスが充実
ミイダス
・面接確約で急成長中の転職サービス
・20〜30代向けの書類準備から面接対策を総合サポート
【退職代行ガーディアン】
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まとめ

ここまで日本生命の業務内容・強みと弱み・平均年収などをお伝えしました。

財閥系保険会社として強固な顧客基盤を有している住友生命は、法人保険ビジネスをはじめとして多くの分野で業界トップクラスのプレゼンスを誇っています。

個人営業、法人営業、代理店営業や営業外専門職のどの分野を目指すにしても、保険パーソンとして成長できる環境が整っていると言えます。

住友生命への転職を考えている方、住友生命から転職を考えている方は、【ミイダス】がおすすめです。

住友生命のニュース

最後に、住友生命に関するニュースをお伝えします。

大阪府との次世代スマートヘルスに関する共同プロジェクト

住友生命保険相互会社は、大阪府と、デジタル技術を活用した府民の皆さまの健康づくりの促進に、共同で取り組みます。住友生命は、2018年の健康増進型保険“住友生命「Vitality」”発売以降、「人生100年時代」と言われる長寿社会において、お客さま一人ひとりの健康状態の向上に貢献することで、健康長寿社会の実現を目指してきました。その実現に向けて、2021年4月から、保険契約と切り離して Vitality 健康プログラムの一部を提供する取組みを開始していますが、本プロジェクトでも活用し、府民の健康づくりに貢献していきます。

引用元:住友生命(2022年9月7日)

ソニー生命におけるメディケア生命の医療保険の取扱いに関する業務提携について

ソニー生命保険株式会社と住友生命保険相互会社および住友生命グループのメディケア生命保険株式会社は、多様化するお客さまのニーズにより一層お応えすることを目的として、2019年 1 月より開始した住友生命におけるソニー生命の米ドル建保険の取扱いに関する業務提携に加え、このたび、ソニー生命におけるメディケア生命の医療保険の取扱いに関する業務提携を行うことについて合意しました。

引用元:住友生命(2022年8月26日)

“住友生命「Vitality」”パートナー企業に「イオン九州」が加入

住友生命保険相互会社は、健康増進型保険“住友生命「Vitality」”の特典(リワード)について、イオン九州株式会社とリワードパートナーとしての提携契約を締結しました。住友生命は、これまで“住友生命「Vitality」”の理念・目的に共感いただいたパートナー企業と提携し、様々な商品・サービスを特別割引価格にて提供してきました。本提携によりパートナー企業は 18 社となり、イオンヘルシーフード特典の対象地域に九州地区が追加されます。

引用元:住友生命(2022年7月20日)

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